BMW R1250R

ユーザー評価: 4.5

BMW

R1250R

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クルマレビュー - R1250R

  • マイカー
    • SiSo

    • BMW / R1250R
      不明 (2023年)
      • レビュー日:2023年12月13日
      • 乗車人数:1人
      • 使用目的:レジャー

    おすすめ度: 4

    • デザイン4
    • 走行性能4
    • 乗り心地4
    • 積載性1
    • 燃費3
    • 価格
    満足している点
    <ボクサーエンジンのテイスト>
    ・スロットル開け始めはレスポンスが優しく回転上昇は緩やかだが、そこから二次関数的に鋭く上昇するという、2気筒が持つ扱いやすさとエキサイトメントの両性具有。この感覚は明らかにターボとは違い、NAらしい気持ちよさ。
    ・低回転域では非常に振動が少なくジェントルにクルーズできるが、回転を上げると「適度な」鼓動を伴いドラマチックにタコメーターが昇り出す。それでもドゥカティLツインのような激しい鼓動ではなくあくまでもジェントル。
    ・走行安定性に絶大に寄与する低重心。

    <ヒルスタートアシスト>
    今までずっとこの機能が欲しかったが、遂に登場。といってもスクーターには簡易方式で存在していたので、もっと早くあっても良かったのに。
    上り坂での発進時のアシストが名前の通り本来の目的だが、自分が欲していたのは普通の信号待ちで車両を保持してくれる機能であり、この恩恵が絶大。購入動機の30%ぐらいを占めているかも…w

    <ダウンシフター~シフトアシストPro>
    自分はシフトアップではほぼオートシフターを使わないので、従来のシフトアップ時のみ対応のものは無用の長物だったが、シフトダウン時に対応してくれてようやく恩恵に与った。

    <シャフトドライブ>
    従来は300km~500km走行毎にチェーン清掃と注油作業をしていたが、それから解放される素晴らしさ。車両洗車の際もチェーンに水分が残ることを懸念して洗車そのものをしないことも多かったが、それも無くなる。
    所有して改めて気付いたのだが、シャフト中間にもピボットがあり、ここでもサスペンションの機能を果たしているようで、大変興味深い。チェーン車両だとスクワット効果が起こってマイナスの影響があるが、シャフト車両だからこそできる構造。
    不満な点
    <車重>
    238kgと、前車TRACER比20%の重量増。特に取り回しの際に大変苦労し、K1600に装備されているバックギアが欲しくなる

    <エンジンブレーキマネジメントシステム~MSR>
    リヤタイヤをロックさせるような過度なエンジンブレーキトルクが発生した際に、大抵の車両はスリッパークラッチによってそのトルクを逃がして対応するが、このシステムはスロットルを微開することでトルクをキャンセルする。このフィーリングが大変悪い。ブレーキング、シフトダウンでコーナー進入姿勢を作ったのに唐突に(若干)加速する。
    インテグラルブレーキにより、フロントブレーキ入力のみでも自動的にリヤブレーキに入力がされているので、リヤロックは起こりやすい状況のうえにこのMSR、かなりの頻度で介入がある。
    普及しているスリッパークラッチに比べて相当にデメリットが多く、不可解。
    総評
    ボクサーエンジンの低重心を、安定性ととるかアジリティの低下ととるかで、特にRoadsterとしての評価は分かれる。

    前車TRACERは、ツアラーの姿をしつつそれなりにスポーティなバイクであり大きな不満は無かった。
    しっかりとブレーキングしてフロント荷重保持とホイールベースも圧縮しての姿勢を作り、脱出時にそれなりの高回転を維持していないと加速が得られないため低いギアを選択しシビアなスロットル操作を要求される。これぞスポーツライディングの醍醐味ではあるものの、年齢的に若干心労を感じるようになってきていた。
    「もっと低回転トルクのあるバイクのほうが、楽して愉しめるかもな…」と夢想していた時に、とある試乗記を目にした。R1250RSの試乗記だったが、「コーナー脱出加速時のトラクション感が気持ちいい」という表現が気になって、検討が始まる。
    数年前、1200ccでRとRSがデビューした際に、両車ともに試乗したことがあるが、その時は自分の好みが「レーシー」傾向にあったため、低重心はダルに感じ、明らかにバンク角を阻害するようなボクサーエンジンのルックスにも抵抗が強かった。そんな記憶を抱えながらも試乗してみることに。

    前傾姿勢を強いられないポジションが必須だったし、フェアリングもしっかり装備されているRSが、一見してTRACERの上位互換だと思い込んで試乗したが、案外シートとハンドルの距離が遠く、ハンドル形状も低めで若干の前傾姿勢を強いられた。ただ、ボクサーエンジンに感じていたネガはほぼポジに転換していたのは自分でも驚きだった。何よりもあまり高回転を維持していなくてもスロットルを軽く捻るだけで強い脱出加速を愉しめる感じが、「これこそ今求めているものだ!」と直感できた。
    フィーリングとしてはかなり気に入ったものの、前傾姿勢の強さが気になって二の足を踏みつつ、ふと「兄弟車のRも一応試乗してみよう」と、試乗車を手配してもらえる後日に改めて赴く。

    まずは跨ってみて、シートとハンドルの距離は遠くなく、ハンドル形状もややフラットで姿勢としては好感触。最近のバイクは例えばYAMAHAのMTシリーズのように、エンジンは同じでも兄弟モデル毎にフィーリングを変えていることが一般的なので、RSで高評価だったライドフィールがこのRではどのように調律されているのか、期待と不安の両方を持ちつつクラッチミート。

    「RS」とは「Renn-Sport(Racing-Sport)」の意、何となく見た目ではRSの方にツアラーの雰囲気を感じていたがそうではなく、前傾姿勢でフェアリングの中に潜り込み、戦闘的にワインディングを攻め込むような設え。(なのにフォワードアクスルを採用して微妙にハンドリングをダルに振っているのはなぜか…?)
    片や「R」とは「Roadster」の意。ややアップライトな姿勢で低中速域での自在なコントロール性を重視した軽快な設え。
    結果、RSで感じたボクサーエンジンの面白さはそのままに、Roadsterの名称通りの機動性が最高。

    TRACERと比較すると、40kgほどの重量増。ロール軸も相当寝ている感じ、エンジン位置やヒップポイントの低さもあって切り返しの軽快感は劣る。常にステップ荷重を意識しないとバンクが遅れて怖い目に遭いがち。ブレーキを駆使してフロントサスの伸縮を当て込みながら切り返しても、TRACERほどの機敏な反応はしてくれないのでやはり重量が影を落としているが、鈍重というレベルにはなくあくまでも及第点にはある。

    ハンドル位置をもう少し高くし、社外フェアリングを追加すればパーソナルフィッティングは完了。
  • マイカー
    BMW R1250R
    • ふみあ

    • BMW / R1250R
      不明 (2019年)
      • レビュー日:2023年2月24日
      • 乗車人数:2人
      • 使用目的:レジャー

    おすすめ度: 5

    • デザイン4
    • 走行性能5
    • 乗り心地5
    • 積載性5
    • 燃費5
    • 価格4
    満足している点
    ストリートファイター然としたアグレッシブなスタイル、レスポンスの鋭いボクサーツイン
    不満な点
    タンク外装はプラスチックで安っぽい、これがアルミパネルなら満点なんだが
    総評
    日本車の価格も上がり、輸入車との差はほとんどなくなっている。一度は試したいBMW伝統のフラットツイン。各部の作り込みも、ドイツ車を感じさせられる。
    街乗り、ワインディング、ツーリング、なんでもこなしてくれそうだ。
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