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クルマレビュー - T500
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マイカー
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将直
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スズキ / T500
不明 (1971年) -
- レビュー日:2020年2月14日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 3
- デザイン:無
- 走行性能:無
- 乗り心地:無
- 積載性:無
- 燃費:無
- 価格:無
- 満足している点
-
基本的に扱いやすいバイクです。
50年前の設計ですが乗車姿勢や操作系統は現代のバイクと何ら変わりません。教習所で習った知識(+2stキャブレターの扱い方の知識)そのままで動かせます。
ネイキッド、なんてジャンルも存在しなかった1968年のデビュー当時はマン島レースに出たりして、一種のスーパースポーツだったようです。しかし総じてバイクの性能が向上した現代での走りはスポーツを意識した普通のバイクといった感じ。ちょっと前傾姿勢かな?
車体後部左側にはグラブバーがあり、2stゆえの軽量さも相まって取り回しが楽々です。押している最中に一瞬バランスを崩しても、僕の60kgちょいの体重で持ち直せるほど。
燃料は14L入ります。燃費は悪く見積もって10km/Lちょっと、そこそこの航続距離です。
心の臓は古い空冷2stです。個人的には何より焼き付きが恐ろしいわけですが、ちょっとマージンを取ったセッティングを出した上で基本を押さえた走行をすれば過度な心配の必要はありません(それでも出先で軽い焼き付きを修復できる工具と技術はあった方がいいでしょう)。
スズキご自慢のセルミックスもといCCIS、オイルポンプを介してシリンダーやクランクベアリングを直接潤滑する仕組みも大きな安心材料の一つ。2気筒ですから、中央シリンダーの蓄熱が苦しい…なんてことも起きません。
さらに個人的に気に入っているのは見た目の普通さ。派手なカウルやチャンバーのないネイキッド然としたルックスは、バイク好きが集まる駐輪場に行っても、必要以上に人目を引くことはありません。これはとても気に入っている点です。
そして良くも悪くも単純な構造から、僕の手腕でも簡単に整備から故障時のトラブルシューティング・さらには修理までができます。これが一番の満足点です。 - 不満な点
-
当然のことですが半世紀前のバイクです。各部経年劣化が激しく、長距離走行前の整備はもちろん入念な日常点検が欠かせません。性能は190㎏の車重に50馬力足らず、6キロ行かないトルク。現代の250㏄の方がスポーツ性能は高いでしょう。燃費もたいして良くないしガソリン残量計もありません。純正部品が出ないところも多い(むしろ出る部品があることがびっくり)です。
これらがぱっと思いつく「よくない点」ですが、ではそれが不満かといわれると… - 総評
-
スズキのT500、ペットネームはタイタン。
ありとあらゆる性能で、イマドキのバイクにはかないません。
これだけはどうしようもない事実です。
それを差し引いても僕にとってこのバイクは魅力です。
古い故の単純な構造から、エンジンでさえも簡単にフルオーバーホールができること。部品が壊れても汎用品を少々改造すればポン付けできること。上等な電気部品といえばシリコン整流器くらいのもので、ECUどころかCDIもないこと。とはいえこまごまと故障は頻発するから、日々バイクに触れてやらなきゃならないこと。
何より、最高にかっこいいこと。
車体をフルバンクさせるような満足な走りをする腕はなく、カフェで語れるような歴史に絡む知識もない。ただ日々バイクをいじっていたい僕としては、これが最大のメリットです。
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