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2019/06/07

ルーチェ HT SG-X(HB後期)


アラフィフ以上の世代にとって、マークⅡ、ローレルとくれば、その次はルーチェですね。

歴代で最も人気の高かったBigルーチェに続く、縦目ルーチェ(LA前期)は、バタ臭すぎる顔のせいか日光の一つ手前(←昭和のギャグ)でしたが、後期型はそこそこ人気がありました。


↑ 後期型(通称ベンツマスク・ルーチェ) 大激闘より


ところが、次のHBルーチェ、特にHTは、アストンマーチン・ラゴンダを劣化させたような醜い顔で、街中でも殆ど見掛ける事はありませんでした。


↑ デザイナーが主張しすぎるのは、良くも悪くもマツダの伝統!?

これにより、新車需要が一巡して以降は、販売は大幅に低迷し、月間登録台数はコスモと併せても3桁止まり、という月も珍しくない状況でした。
そこで、再び起死回生を狙った後期型は、結構イケてる普通の顔で登場。

因みに、私の最初の車はHCルーチェセダンの4気筒車でしたが、元々はこのHB後期のRE-SI車を買う予定でした(但し、サルーンの方)


さて、今回紹介するモデルは、ロータリーではなくレシプロ搭載のベーシックなSG-Xです。


↑ 今見ても、格好の良いスタイル(最初からこの顔にしとけば・・・)

83年10月のマイナーチェンジでグレードは縮小され、HTのレシプロ車はSG-S系が落とされ、SG-XのEGI(4AT&5MT)と、キャブ(3AT&5MT)の2機種になりました。

と同時に、キャブのSG-Xは価格を抑えるためか、ボディ同色の衝撃吸収ソフトカラーバンパーから、写真のハード黒色バンパーに格下げになりました。

なお、85年5月の一部改良(最終モデル)では、SG-X系は廃止されジェンティールX(EGI)に、またHTにも旧SG-S相当のジェンティール(キャブ)と、更には時代に逆行する形で、最廉価版のSG-L(キャブ)が追加されました。
また、この時点でキャブ車のATも4速化されました。


↑ 前期のエンブレムは仰々しかったですが、後期は「2.0」or「2.0i」とシンプルに


↑ 内装(色はレシプロがブラウンとグレー、REがワインとグレー)

サテライトスイッチを多用した未来チックなインテリア。
ただ、内装色は、前期型の2トーンの方がセンスがあったと思います。

この個体は低走行のためか、シートのヘタリもなく、極上です。
また、車庫保管だけあって、ドアヒンジも綺麗です。


↑ マグナムエンジン(埃は多少あるものの、ゴム&樹脂製パーツの綺麗さに注目!)

エンジンは、カペラで登場したショートストロークタイプの新開発マグナムエンジンに換装されました。
グロス110PS(次期型HCではネット82PS)ですが、割と低速からトルクがあるうえ、車両重量はベースの状態(エアコンレス)で1,110kgなので、普段乗りには特に問題ないでしょう。

因みに、次期型HCの車両重量は、車体の大型化と高剛性化の影響で一気に140kgも増え、ベースでも1,250kgとなりました(SG-X、セダン・HTとも)
なので、複数名乗車で急な上り坂にでもなると、いくらアクセルを踏んでもメーターの針が徐々に下がっていく・・・という状況で、さすがにキツかったですが。


この個体は、リヤ右に少し押した跡がありますが、低走行の車庫保管車で程度極上、しかも「たとえ不人気&程度の悪い車でも、ハチマルというだけでバカ高値が付く」という現状の中古市況からすれば、非常に良心的な価格設定です。

ただ、元々新車時でも殆ど売れていなかっただけに、今となっては部品供給の不安はありますが、それを乗り越えられる生粋のマツダファン、或いはルーチェファンの方に、ぜひ乗って戴きたい1台です。

※画像はすべて借用。
Posted at 2019/06/07 11:27:06

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