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まとめ記事(コンテンツ)
2019/06/02
ローレル 元祖エミネンス!?
さて、マークⅡと来れば、次はローレルです。
70年代、日産の上級小型車以上の高級グレード戦略は、ロイヤルサルーンが出れば2年後にブロアムを、グランデが出れば2年後にメダリストを追加するという具合に、常にトヨタの後追いでした。
一方、C32(84年)のメダリストエミネンスは、グランデGに4年も先行する形で登場。
↑ V6ターボ・メダリストエミネンス(プラモ)
でも、先行したものの、当時このグレードには殆ど需要がなく(明らかに時期尚早だった)、そのため後期型ではパッケージオプションに格下げされる、というオチも付きました。
まあ、普通はローレルのエミネンスを買うなら、もう少し頑張ってセドリックのターボSGLとかブロアム辺りを買う・・・というかセールス氏もそちらを勧めたのではないしょうか。
なお、C33には本革シートが標準のクラブLが設定されましたが、バブル絶頂期という事もあり、街中でもそこそこ見掛けるなど、それなりに売れたようです。
ところで、そのエミネンスの先代に当たるC31後期といえば、ジバンシィバージョン(Ⅰ~Ⅲ)が有名ですが、それとは別に、エミネンスのパイロットモデルともいうべき「パッケージオプション装着車」がありました。
↑ 外装 OPのマルーンスイートツートーン&純正アルミも装着
↑ 後ろ姿は今見てもカッコいい
↑ 後期型で一部の造形が見直され、高級感を増したインパネ
↑ デジパネ ちゃんと生きてます
↑ ドラポジメモリー あまり使わないとは思いますが・・・
写真の通り、デジパネとドラポジメモリーが付いているので、パッケージオプション装着車で間違いありません(他にオートレベライザーもつく)
因みに、同時期のマークⅡ(GX61後期)には、このようなパッケージオプション車は設定されていませんでした。
ドラポジメモリーは、ブロアムVIP&JNV譲りの豪華装備で、パワーシート(ただし、リクライニングのみ手動)とセットになっており、4名分のデータ(シート前後&上下位置、フェンダーミラー角度)の登録が可能でした。
また、オートレベライザーはリヤがコイル併用式エアサス(エアダンパーを組み込んだもの)になっており、多人数乗車時にもホイールストローク、つまり乗り心地が確保できるという謳い文句の装備です(因みに、前期メダリストは全車標準でしたが、後期はコストダウンで省略されました)
なお、これらの装備は、C32エミネンスに引き継がれました。
これでオーディオがOPのハイクオリティサウンドシステムⅡなら最強ですが、車両は走行距離も含めてかなり極上のようで、その希少価値と併せれば、むしろお買い得な価格設定かもしれません。
改造ベースではなく、どなたかローレル好きの理解ある方に乗ってもらいたい逸品です。
※画像はすべて借用。
Posted at 2019/06/02 17:02:44
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