やっぱり自然なコンサート・プレゼンスでしょうか?
私はクラシック派なので、眼前にオーケストラステージが広がるようなスケール感と、楽器の呼吸が見えてくるようなリアルな音像が好みです。
カーオーディオにおいては、だれにも邪魔されないという点では好ましい密室です(周囲の安全には気をつけましょう・・)が、タイヤ・エンジン等のノイズや、低域の減衰も気になるところですね。
私もデッドニング・インシュレーター・スーパーウーファー等を試しましたが、今はオプションの装備のままで聞いています。
今までの感想を書きますので、参考にしてくだされば幸いです。
①マッキントッシュ(レガシィ)=ハッキリとした寒色系の音像で、眼前の左右に広く、スケール感というか上下・奥行きには乏しい。粒立ちは良いが、少しキンキンした感のあるモニター調の音。ノイズに敏感で、古い録音ではシャーといった高周波ノイズが目立ちがちで、配線からの電気ノイズを拾い易い。
②デュナウディオ(VWやボルボなど)=マッキンよりも音に色艶が乗る暖色系の音で残響も適度につくが、やはりマルチ録音の様な音像。音が車全体で鳴っているようなスケール感があり、オーケストラボックスの中で聞いている様な独特な音場。
③マークレビンソン(レクサスなど)=ホール2階の最前列で聞いている様な音。前後左右・奥行きもあり、残響も大目な暖色系なだけに、まとまりは良く聞き疲れは少ないが、ピックアップ感は無い。雑音に対しては上手く静寂で、ダイナミックレンジは広い。
④ボーズ(フーガなど)=音は奇麗だが、メーカーも言っている様に眼前の自然なステレオイメージではなく、やや人工的なバランス。定位・音場は前で無く頭の上という感じで、車全体が鳴っている。暖色系の音でサラウンド的か。
他、ハーマンカードンやJBLなど色々とあるが、各メーカー独特の考えでのステレオプレゼンスが存在する。その意味では、搭載オーディオも勘案した車選びは楽しいと思います。
私が好きな音は、オーケストラを見る様な音場を作るマークレビンソンかな?しかし、一音一音に艶が乗るデゥナウディオも捨てがたいところです。
毎日、何時間かを車の中で過ごすのですから、自分の好きな音で包まれたいですよね。
皆さんはどう感じるでしょうか?