エアコン故障(その2)
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さて、「その1」で紹介したところまでは自分自身で確認と絞り込みを行って資料にまとめ、昨日の5月11日にディーラーへ連絡して車を持ち込んで確認を依頼しました。
いわゆる故障診断ですね。
結果はその日のうちに出て、
「現象確認。ブロアファンモータ単体電圧にて風発生せず。」
の診断となりました。
昨日は結果を電話で聞き、
1) ブロアファンモータは修理ではなく交換となる。
部番:27226-4BG0B 11,600円
2) パワートランジスタも念のため交換したほうが良い。
部番:27761-DF60A 4,120円
とのことでした。
私が持っているFAST(2019年9月版)ではパワートランジスタの部番は277A1-4BU0Aなので、その後に後対応部品が出たものと思われます。
また、修理工賃については、上記2部品の交換で合わせて約4万円とのことでした。
交換費用としては部品・工賃等を含めた総額として6万円弱となります。
・・・え? 工賃がやたら高くない?
なんで?
その場では、絶対必要な交換部品の手配だけは進めてもらうとして、交換作業自体については保留としました。
2
昨晩から今朝にかけて、T32エクストレイルのブロアファンモータ交換作業について調べてみました。
ESMによると、ブロアファンモータはエアコンユニット後部(車両前方側)に取り付けられており、運転席側から脱着を行う構造になっているようです。
赤丸で囲った2番がブロアファンモータ、26番がパワートランジスタです。
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これがESM記載のパワートランジスタの脱着要領です。
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これがパワートランジスタの実車写真です。
パワートランジスタは助手席足元からアクセスできます。
写真中央に見えるのがエアコンフィルターの蓋ですね。その向かって左上に見える灰色のコネクタがパワートランジスタのコネクタ(4極と2極の2つのコネクタ)になります。
パワートランジスタはそれほど交換は大変そうじゃありませんね。
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さて、問題のブロアファンモータのほうですが・・・
これがESM記載の脱着要領です。
これを見るとそれほど脱着が難しそうに見えないのですが、一番上の赤線で囲った部分が曲者でした。
「インストルメントパネルASSYを取り外す」
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「インストルメントパネルASSY」とは・・・この図の赤線で囲ったパーツです。
見ての通り、助手席側から運転席側までを覆う、いわゆるダッシュボードとも称される大物パーツになります。
当然ですが、周辺のトリムやパーツも外さないと、これを取り外すことはできません。
・・・マジか。
これをやらないとブロワファンモータの脱着ができないのか・・・
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ブロアファンモータは、運転席の足元(パーキングブレーキペダルあたり)から上を見上げることができれば、なんとか見ることができます。
この写真は、ブレーキペダルの上辺りから、左隣のパーキングブレーキペダルの付け根を見上げたところ。
写真中央から左下に向けて湾曲しながら下がっている黒いバーがパーキングブレーキのフットペダルのシャフトです。
その奥に見える乳白色のプラスチック部品がエアコンユニットで、運転席側の面が見えてます。
ブロアファンモーターは、この写真ではパーキングブレーキの付け根のブラケット金具の向こう側にあります。
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パーキングブレーキのフットレバーの左側にカメラを移し、もう少し上のほうを撮りました。
画面中央より上側に見える白い円形部品がお目当てのブロアファンモーターです。
上方に向かってコネクタと配線が出ています。
画面の右側はバルクヘッドの壁です。
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もう少し車体後方にカメラをずらしました。
画面下半分に見える黒いプラスチックパーツは、運転席の足元へ噴き出すベンチレータパイプで、画面向かって左側の白いリンク機構はミックスドア?のアクチュエータリンク。
そして画面向かって右上の円形パーツがブロアファンモーターです。
ブロアファンモーターの正面向かって2時の方向に白く四角いタブが立っていますが、これがブロアファンモーターをエアコンユニットに固定しているフックで、このすぐ脇にあるビス1本を外した後に、このフックを押しながら時計回りにブロアファンモーター全体を回転させると固定が外れて引き抜けるようです。
・・・マジでこれ、普通は取り外せないぞ(@@)
腕をここまで突っ込むこと自体が至難の業。
(その3に続く)
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