国の登録有形文化財旧第1配水ポンプ場を活用した水道記念館
2022年08月18日
水道記念館は、大阪市水道通水100周年記念事業として、水道の歴史やしくみ、水道水源環境に関する知識の普及啓発を図るため、柴島浄水場の旧「第1配水ポンプ場」(大正3(1914)年から昭和61(1986)年までの大阪市水道の主力ポンプ場)を保存活用し、平成7(1995)年11月に開館しました。
建物は赤煉瓦と御影石によるネオ・ルネッサンス様式で、平成11(1999)年、国の登録有形文化財に登録されています。
過去には琵琶湖・淀川水系の淡水魚、貝類などを多く飼育していましたが、平成24(2012)年4月に水道記念館は一時休館となり、以降飼育の展示は中止となりました。
平成27(2015)年からは、水道事業の役割や水の大切さ、浄水場の仕組みなどについて、より一層理解を深めることができるよう、個性あふれるキャラクター(じょう水ジョーと大阪水フレンズ)の映像や、グラフィックパネルを用いてわかりやすく紹介する学習施設となっています。
改修工事のため平成29(2017)年4月から休館していましたが、平成29(2017)年10月の学習施設リニューアル後は、春休み・夏休みの期間に加え、土曜日・日曜日・祝日にも一般開放を行っています。
新たな学びの視点として、「水道の歴史と暮らし」に着目し、わかりやすく親しみやすいイラストを取り入れた歴史年表や、空間の特徴を活用し「一人1日の水使用量」を表現した印象的なペットボトルタワーなどの整備と展示スペースを拡張し、「水道」や「水」への理解がより一層深まる魅力的な展示空間を創出しています。大正10(1921)年に製作され、旧第1配水ポンプ場(現水道記念館)で56年間稼働し、大阪市水道局で一番長く使われたポンプの実物展示や、江戸の街並みを再現し、大阪市の水道の歴史を学ぶことができる施設です。
入場料 無料
開館日 土曜日、日曜日、祝日(ただし、12月~2月の冬季を除く。)
開館時間 10:00〜16:00
休館日 平日(ただし、春休み、夏休み期間中の平日を除く。)
Photo Canon EOS M6
R4.8.6
住所: 大阪府大阪市東淀川区柴島1-3-1