• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

BIGNの愛車 [スバル レヴォーグ]

整備手帳

作業日:2024年4月30日

VNマルチコントローラー開発&取り付け

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1
Raspberry Pi Zero W + RS485 CAN HATを使用した自作 VNマルチコントローラーの開発と取り付け。

★★★★
お約束
★★★★

CAN通信は車を壊したり重大な事故に直結する可能性があるので知識のない方は安易に真似しないこと。何があっても全て自己責任。
2
以前アップしたCAN通信準備編ではアイドリングストップOFF制御を純正エンジンスターターカプラーから取り出したCAN信号線使って行おうと考えたが、いくらやってもうまくいかず。

自分のにわか知識だと、どのCAN信号線からメッセージを送っても制御できるはずと考えていた。しかし、実際にはDMS CAN信号線が制御OKで、エンジンスターターCAN信号線が制御NGという理由が分からずモヤモヤしていた。

ようやく時間が取れたのでディーラーにお願いしてVN CANシステムに関する資料を見せてもらいほぼクリアに。

自分は車内CANの各ノードは1つのバスに接続されているものと考えていたが、実際には6つのバス(SS、C、B、PU、PU2,SA)に分かれていて、それぞれのバスはセントラルゲートウェイCUに接続されていた。

ここからは推測になるが、エンジンスターターが接続されているバス上にCANモニタ機器を接続し、センターコンソール機器からアイドリングストップOFFを行うとそのCANメッセージはモニタできる。しかし、エンジンスターターCAN信号線からアイドリングストップOFFメッセージを送っても制御できない事から以下のような処理を行っていると考えると自分的には合点がいく。

(1)CGWは送信されたCANメッセージがそのバス配下から受け付けられるCANメッセージかどうかを監視
(2)受け付けられるCANメッセージであれば、CGWは他バスにブロードキャストし目的のノードにCANメッセージが届く
(3)受け付けられないCANメッセージであれば、CGWはブロードキャストせずにCANメッセージを廃棄。目的のノードにCANメッセージは届かない

実際にエンジンスターターCAN信号線からアイドリングストップOFFを送った時はセンターコンソールユニットのアイドリングストップがグレーアウトしていたと思うのでCANメッセージ廃棄だけではなく不正なメッセージとして処理しているのかもしれない
3
前置きが長くなったが、中嶋飛行機さんの整備手帳にA-PIT ドライブモードコントローラーを非アイサイトX車に取り付ける場合の説明がアップされていたので純正エンジンスターターカプラーからこちらのカプラー接続へ変更。まずは確認のためこのカプラーにRaspberry Pi ZeroからくるCAN信号ケーブルを簡易接続。

中嶋飛行機さん、ありがとうございます!
4
CANメッセージのモニタリングOKだったので確認のためのcansendコマンドでアイドリングストップOFFメッセージを送ってみると今までの苦労が嘘のように1発でアイドリングストップOFFになった。
5
アイドリングストップOFFがうまくいったのでRaspberry Pi ZeroからくるCAN信号ケーブルを固定する。本来は分岐コネクターをかまして固定すべきだが写真のようにカプラーロックを外して下側カプラーに端子を突っ込んで固定。

最初はグローブボックスを外さず作業していたため作業しずらかったが、グローブボックスを外したらめちゃ作業しやすくなり、カプラーロックもすんなり外れた。
6
カプラー接続とカプラーをロックして固定完了。
7
Raspberry Pi Zeroは100均で購入した伸び縮みするマジックテープを使用して固定。
8
あとは、元々作成してあったPythonコードを手直しし、動作確認して完了。

Raspberry Pi ZeroはLinux起動が遅いのでエンジンをONにしてからアイドリングストップがOFFになるまで大体60~90秒ぐらいかかる。

Pythonコードは公表しないが、ざっくり以下のような処理を行っている。

(1)canインタフェース設定
(2)python canライブラリのバス設定
(3)エンジンON(エンジン回転数)を監視
(4)エンジンがONになったらアイドリングストップメッセージ送信
(5)Linuxシャットダウン(Linuxファイルシステム破損防止のため)

ちなみに、AVH ONやドライブモードをINDIVIDUALに変更した際に送信されるIDも目星を付け、送信パターン等も確認して制御を試したがうまくいかず。

今接続しているCAN信号線だとダメなのかIDが違っているのかメッセージの送り方がダメなのか等々原因を特定できていないので気長に試してみる予定。

エンジン始動の儀式が1つ減っただけでもかなり楽になった。

取り付け後、1週間ほど何回も動作させたが1回だけエンジン始動後アイドリングストップOFFにならない事象が発生したがそれ以外は全く問題なし。途中でONになるようなこともなかった。

今今のPythonコードはアイドリングストップOFFメッセージ送ったら直ぐにLinuxをシャットダウンしているのでアイドリングストップがOFFになったことを確認し、OFFになっていない場合は再度メッセージを送るように修正すれば改善できると考えている。

関連パーツレビュー

イイね!0件




関連コンテンツ

関連整備ピックアップ

TVコントロール不具合の為交換&その他

難易度:

今日の電圧

難易度:

デッドニング(リアドア)

難易度: ★★

【故障記録】EyeSightエラー

難易度: ★★★

OBD2診断機 (ELM327 mini + 診断アプリ)

難易度:

エンジンチェックランプ点灯したので、Dに行きました

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「[整備] #レヴォーグ 楽ナビ 2024年5月版 地図&オービスデータバージョンアップ&オープニング画像カスタマイズ https://minkara.carview.co.jp/userid/165184/car/3437397/7814638/note.aspx
何シテル?   05/31 12:37
スバルに乗り始めて約28年以上過ぎました。2023年5月に新しい相棒がやってきました。BPは貴重なMT車なので当面は2台体制で頑張ろうと思っています。不定期です...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

8086さんの三菱 ギャラン 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/10 02:35:49
カスタマイズをしてみた 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/09/11 07:53:48

愛車一覧

スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ
約18年ぶりの新しい相棒♪ 恐らく人生最後の純ガソリン車になりそう。 本当はマニュアル ...
スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィツーリングワゴン
2005年7月に納車されてから約17年10か月で13万kmに到達しました。 新しい相棒 ...
ホンダ N-BOX ホンダ N-BOX
人生初のホンダ車です♪ 前車スバルR2が不運な事故にあってしまい残念でしたが縁がありN- ...
スバル インプレッサWRX スバル インプレッサWRX
人生初めて購入した車です。 最初は三菱のRVRを買う予定だったのですが試乗したら水平対向 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation