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ピュアディオいがわのブログ一覧

2024年05月17日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第10話


続・お客様の質問にお答えしては比較的最近お客様になられた方の話題を中心にお届けしていましたが、今回は20年以上お客様の方の2001年のお叱りと現在について書き込ませて頂きます。

今から23年前の2001年の6月にサウンドピュアディオの主力商品のZSP-MIDとベーシックパッケージが発売されました。

ZSP-MIDは1980年代に発売されたB&WのAM-50とAM-50Jの後継の13センチミッドが発売されないという事で、当時考えられる最高の状態でB&Wツイーターと繋がるミッドレンジという事で発売しました。

それと同時に発売したベーシックパッケージは、入門者用のパッケージとして当時は値段が安かったものの、今となっては中級グレードぐらいの価格帯になって来ています。

その2001年の6月に待ちに待ってZSP-MIDを買われたお客様から、「ピュアディオさんはZSP様な商品は出しても、ベーシックの様な安い商品を出すべきではない!」とお叱りを受けました。

ZSPの様なフラッグシップの商品がある中、ベーシックパッケージは値段が安くてもなかなか売れないと苦戦していたというものありました。



実はそういう意見の方は多かったのですが、そこから23年経って当時現役で働かれていたお客様は定年になられて、実は今ベーシックのWやトリプルのパッケージで音楽を楽しまれています。

そしてZSP-MIDはボックスに組んで室内で音楽を楽しまれていて、あまり車で遠乗りしなくなったからという理由で、この様なスタイルで音楽を楽しまれています。

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実は2001年にこの様な楽しみ方を将来はされるであろうという事を予測してのラインナップで、「安い物を売るべきではない!」と言われていたお客様が見事にピュアディオの理想の使い方をされています。

この将来的にこうなるという考え方は、本来はナカミチがイメージしていた『生涯顧客』という考えで、ナカミチの日本法人が無くなった今、その1980年代に創業者が考えていた事をサウンドピュアディオが2000年代に実現したという事なのです。


もう一つ20年以上のお客様から聞かれる事で、「ピュアディオさんは電気自動車をデモカーにされていますが、まだ電気自動車は不便で導入が早すぎるのではないですか?」という事です。

今のデモカーのアウディeトロンことQ8eトロンは、デモカーとしてPHEV車が4台続いた後の完全なEV車で、やはり完全なEV車ならではの音の良さがあります。

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逆に不便な事は航続距離で、オーディオシステムとしては使用電流を一切増やさずに音質をアップするというプレミアムベーシックパッケージを装着しています。

これも先ほどのZSPやベーシックパッケージの様に、今の事だけでなく将来的にEVが増えた時のために早くから導入してテストしているのが現状です。


あれだけ400キロ走らないと言っていた航続距離がアクセルの踏み方を考えたら399キロまで伸びて、これは満充電で朝コンビニに行って帰りに気付いたので、行だと400キロを超えていたはずです。

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これがこれから発売されるEVならもっと伸びて、ガソリン車とEV車のアクセルの踏み方の違いなども体験していれば、お客様へのシステムの提案へも役立って行くはずです。



もう一つ20年以上お付き合いのあるお客様からの質問で、「ピュアディオさんはプレミアムベーシックばかり力を入れて、オーディオレス車のお客さん用のデモカーが無いのではないか!」という声も聞かれます。


レクサスLSもオーディオの方式が新型クラウンとは微妙に違うので、クラウンスポーツを注文して2カ月後には届くのですが、実はLSは6対4の比率でぶった切る的な買い替え方をする様になっています。

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前にブログで無意識に新型セレナの全てを2冊買ってしまったと書いた事がありますが、色々な国産のオーディオレス車を比較した結果、新型のセレナのeパワーを注文していて、クラウンスポーツよりも1か月早く納車される予定で、六月の中旬の生産枠が決まっています。

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ただ新型セレナはかなりの台数が売れていて、先日の日曜日に宇部店からホームセンターまで移動したら、3台もの新型セレナとすれ違うぐらい走っているので、そこはピュアディオのこだわりというか自分のこだわりでオーテックバージョンにしています。

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普通のセレナで日産90周年記念車だと早めに納車されたかも知れませんが、そこはオーテックは譲れないところで、後1か月ちょっとで納車となります。


もちろんオーディオレス車で、アウターバッフルを組むフルシステムになる予定です。

(レクサスLSを100として計算したら、クラウンスポーツが61で、セレナeパワー・オーテックが39の割合でした。)



これから新車が来るのでレクサスLSはほったらかしかというとそうでもなくて、どうもファームアップでダイナミックレンジが上がって若干音が良くなったのが、更に走行モードを変えたら音質が変わる事が分かってチューニングを変えています。

それはこれまでスポーツSモードを使った事が無くて、理由はアクセルのレスポンスが良くなってうっかり速度違反で捕まって免停になると仕事に支障があるので、コンフォートモードだけで走っていて、先日前の車が遅いのでスポーツSモードで追い越して、その後そのままにしていたら音が良いではないですか?

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コンフォートモードよりも音に勢いが付いて、更にスポーツS+モードにしたら勢いが付き過ぎてちょっと疲れる感じなので、なるべくスポーツSモードで走る様にしています。

JU60を使ったプレミベーシックを付けているからこその差の違いがハッキリ分かるのですが、これは日常使いしないと分からない部分で、クラウンスポーツが来たらノーマルでまず試してみます。

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最近は新しくお客様になられた方の質問を中心にお答えしていましたが、今日は長年のお客様のご質問にお答え致しました。

Posted at 2024/05/17 10:52:51 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年05月10日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第9話


続・お客様の質問にお答えするも第8話となり、自分が店頭でお客様からのご意見を頂く事も多くなりました。

2人・3人と同じ質問を頂いた場合にはなるべく早くブログで取り上げさせて頂きたいと思っています。


最近もっとも多い質問は宇部店が作業が遅延していて、福岡店を一時的に閉めて宇部店の作業を手伝ったりしていて、「この遅延はいつまで続くんですか?」という質問と、「社員を増やしたらどうですか?」という事は度々聞いていました。

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その遅延の原因はうちの息子のうちの一人が病気で入院して手術をして、それが原因で一人メンバーが足らなかったというのが最近まででした。

息子も連休前に手術が終わって退院して、3日の連休の後から普通に出て来て仕事をしておりますので、ここから先は通常のスケジュールで仕事を進める事が出来ますので、お客様各位には大変ご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます。


それと関連してお客様から従業員を増やしたらというご意見も頂きましたが、せっかくお気遣い頂いたのですが、滅多な事では社員を増やすつもりは御座いません。

その理由として年々車が変わって来て、10年・20年前にこれで行けたという習熟度では作業を進める事が出来ず、今回息子が入院した原因も社員を入れたにも関わらず、全く役に立たずにその分を井川家家族が余分に働いて給料を払った結果で、こちらが望む技術をあらかじめ持っている人がいれば雇いたい気持ちはありますが、そういう人にはなかなか巡り合えないというのが現状です。



特に自分が行っているコイル巻きやコンデンサのハンダ付けなど、学生の頃から何度もそういった作業をして知らないうちに身に付いた技術を、給料をもらってハンダ付けをしたら、これだけの材料をダメにしても技術が習得出来ずに、給料とボーナスと材料代を全て捨ててしまい、これから産業廃棄のお金を払って処分しないといけません。

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自分は中学生の時に2800円するパワートランジスタをダメにしてしまい、高校生の時には基盤込みで8000円するガリュームヒ素入りのトランジスタをダメにしてまい、大事なお小遣いが飛んでしまったのでハンダ付けなどには特に注視していて、それが逆に良いハンダ付けで、自分で言うのもおかしいのですが『神業!』です。

社員には「これは簡単に見えるけれど神業なので。」と言って作業を見せているのですが、それが出来るのならこんな事にはなっていないでしょう。


そのピュアコン内・外のハンダ付けは放熱クリップを付けて熱がコンデンサ側に行かない様にして、それでもハンダ付けして直ぐにラジオペンチで絞めて、ある程度熱を抜いてからエアーで急冷却をかけて良い音を表現しています。

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逆にだらだら熱してペンチで挟むのに時間がかかって、エアーダスターを持ち替えるのに時間がかかると炙りハンダと呼んでいるコンデンサに熱が伝わって音が荒くなってしまい、検査で「これは使えない!」になってしまいます。


またディスプレイオーディオなどの普及で良い音を出すのにこれまでの精度と同じものではなかなか良い音を表現出来ず、コンデンサの選別の桁を10倍に一度して、その後もう10倍上げたので、2010年比で100倍の精度に上げていて、ハンダの熱で音だけでなく値に関しても上下するので、自分以外がピュアコンの製作に手を付ける事は無くなりました。



もう一つお客様からよくお気遣い頂いているのが、ロシアのウクライナ侵攻等で高いハンダが入手し難くなって来ているという事で、「知り合いの工場が閉めたからそこのハンダをもらって来てあげましょうか?」という様な話を複数のお客様から頂いています。

お気遣いはありがたいのですが、当社で使っているハンダのグレードは普通の金属の比率と違っているので、鉛と錫の合金のハンダではリモート系の接続時しか使う用途がないというのが現状です。


このブログでは何度も出て来ている、ハンダのこぼれた物を集めて再生するという写真ですが、このハンダにはある程度の純銀が含まれていて、それが勿体ないので再生して使っています。

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炉で溶かして抽出すると、ランダムな形になってマスコットの様ですが、気に入った物は飾っておいて、そうでない物はPMBやSKY3の末端の焼き入れで使用しています。

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JU60用のピュアコンの製作やRCAやデジタルケーブルのハンダ付けは純銀2・5%のロールで機械を通してドンドン送り出して来る物を使用していますが、これの値段が高くてあまり使うなと経理担当の専務が言って来るので・・

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輸入物の純銀5・5%のなかなか溶けないハンダに錫や鉛を混ぜて純銀3%以上のオリジナルハンダを作っています。

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棒にはならないのでまるで昭和の時代の仁丹みたいな粒にして、錫が表にコーティングされているので光沢はありませんが、実際にハンダ付けすると市販よりもやや純銀の量が多い物と、機械送りで2・5%の物とミックスしてハンダ付けしています。

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もちろん急冷却も怠りません。



これまではグレードが上の方のハンダ付けの話ですが、ベーシックパッケージ用のピュアコンや、他のアクセサリー用のハンダは、複数のハンダをミックスして純銀と錫と鉛と銅の比率を調整して、その様とで必要以上のグレードにならない様に工夫しています。

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右から2本撚りで、真ん中が3本撚りで、左が細いハンダをきつく3本撚りで、全て使う用途でこの場合はこれと分けて使っています。


無駄に必要以上のグレードを使う事は無駄で、でも確実にここまでの物は必要を細かく分けて、コストを計算しながらも音質は落とさないをもっとうに、戦争で精度の高いハンダの入手が難しい中、工夫して乗り切っています。


ロシアのウクライナ侵攻はいつまでも収まらない中、更に中東の状況も悪くなり、ミサイルの誘導装置の先端にある電子回路で精度の高いハンダが使われるために、しばらくこの苦労は続きそうです。


もう一つ手巻きコイルに関する質問とデモカーに関する質問も頂いていましたが、今回写真を10枚使ってしまったので、それは次回に持ち越しまして、続・お客様の質問にお答えしての第8話はこれで終了させて頂きます。

Posted at 2024/05/10 11:30:38 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年05月01日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第8話


今日5月1日は井川家長男の誕生日で、もう36歳になりました。

息子が生まれた時は自動車メーカーがアフターマーケットのカーオーディオを10年で潰すと言っていた時代で、息子が成人する頃にはカーオーディオはどうなっているのだろ?と心配していましたが、意外と20年後まだ健在で、さすがに30年を過ぎて近年ではなかなか作業がし難かったり、元の音質が変に造作してあり本来の音楽になかなか近くならないなどの問題が出ています。

前置きはこのぐらいにして、今日も最近店頭で聞かれたお客様からの質問にお答えしたいと思います。


元祖・新シリーズ・続シリーズと3シリーズ目に入っていますが、先代・先々代でお答えしているお話もありますが、その中で時代背景が変わっていますので、重複する事もあるのであらかじめご了承下さい。


サウンドピュアディオに最近来られる様になったお客様からのご質問で、最近特に多い質問を今日は2つ取り上げさせて頂きます。


まず第一の質問は「他のお店ではイコライザー付きのⅮSPアンプを勧めておられますが、こんな便利な物を何故ピュアディオさんではなぜ勧められないのですか?」というご質問です。

古くから井川ブログをお読みの方は何回かこの手の商品をデモカーに付けて試してみて、ノーマルでは音に新鮮さが欠けるからとチューニングして、結果として後に販売しなくなって、また次の商品をチューンして、でもまた販売しなくなってを繰り返して、結局この手の商品は販売しなくなりました。

理由は2つあり、1つは音質的にⅮSPアンプに内蔵されているハイローコンバーター部が貧弱で、チューンしても音の新鮮さは外付けのハイローコンバーターをチューンした物に全く及ばないという事で、小型のケースの中に組まれているので大型のパーツに替えたり、部品を追加して回路を複雑にする事も出来ないからです。

2つ目の理由はⅮSP部のエラーで、これはエラーが起こらない筐体に当たればノントラブルで使えますが、当りが悪ければしょっちゅうエラーが起こって、イコライザーやチャンネルディバイダーが初期化したり、音が途切れたりと使っているお客様が不快に思られる状態になるからです。

もちろん他店ではそれをメインに販売しておられますがから、同じ比率でエラーは起こっていて、不満を持たれた他店のお客様が当店に来られて、撤去して一から作業をやり直したという事はこれまで何度もありました。

またⅮSPアンプを繋ぐ純正側の条件でエラーが起こる頻度も違って、あるメーカーのこの機種を使えば必ず音ギレを起こすという事も分かっています。

しかしその機種が自分の会社で持っている車種以外で、これだけデモカーを持っていてもそれが分からないという、けっこう怖い時代になって来ているなと心配しています。


そこで純正のナビオーディオを使っても新鮮で良い音が表現出来る様に、ピュアディオチューンのモノラルのハイローコンバーターと、筐体チューンをメインとして純正との組み合わせで本来の音楽に近くなる様にチューンした通称ブラックアンプとの組み合わせで対応しています。


次に第二の質問に移って、こちらも新しいお客様からで、「ピュアディオさんの製品は音が良いので、ディーラーでも扱える様にしてもらったら、新車購入時にそのまま装着した状態で受け取れるのですか?」という事をよく聞かれます。

確かにディーラーから積載車に積まれて持ち込まれて作業を行ったり、ベーシックパッケージだとこちらから出張して作業をしたりとかすれば、お店に持ち込んで代車に乗って帰って、また後から取りに来るというお客様も手間が減るという事は私も理解しております。

ただ今のベーシックパッケージは車の仕様や年式によってかなり細かくピュアコンの値を変える必要があって、それだけの物を先方に持ち出して作業をする事がほぼ不可能なのと、今のサウンドピュアディオの作業はエアコンがかかって温度・湿度が調整してある場所で行っているという事もあります。
過去にはエアコン無しのピットの時期もありましたが、季節による防振材の密着度の違いや、ハンダ付けの良し悪しなど、今ではエアコン付きのピットでないと良い音を表現するのは無理だと考えています。

またディーラーの積載車で運搬するとそれはそれでコストがかかり、それを誰が負担するかという問題があるのと、商品代金をディーラー経由にするとそこにマージンが必要になって来て、今のピュアディオのダイレクト販売による余分なコストの削減と変わって来てしまうので、価格を上げる必要が出て来ます。

それを避けて全てダイレクト販売で削れるコストは削って、ピットのエアコンの様に良い環境で作業して良い音を適正な金額でという方法を取っています。


そういう理由でご不便でしょうが、ディーラーで納車された後にピュアディオの店舗に持ち込んで頂く事をお願いしております。


以上、本日は2つの最近多いお客様からの質問にお答えさせて頂きました。

Posted at 2024/05/01 10:51:07 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年04月22日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第7話


第三シリーズになったお客様の質問にお答えシリーズは第七話となって、店頭に自分が出ている時にお客様から質問を頂きやすい状態になって来ています。

その井川ブログではお客様と書いてあって、普通のお店ではお客さんと書いてあるのが、「他のお店と比べて丁寧な反面、どこか他人行儀な感じがするのですが?」という質問を最近頂きました。


確かに他のカーオーディオ専門店ではお客さんと言われていたり、なれなれしくフレンドリーなところが良い接客という考えもある様ですが、1つにお客様は数多くあるカーオーディオを扱っているお店の中で、業界のトレンドと全く違う事をしているにも関わらず、その内容に同意して頂いて買い物をされた方なので、あえてお客様と丁寧な表現をしています。

逆に店頭に来ただけで「俺は客だ!」という方もあって、そういう方はピュアディオのやり方を否定して、「マルチアンプがいいんだ!」とか、「何故ここはタイムアライメントを使わないんだ!」と、こちらのやり方を指導して変えさせようと目的で来られる方もお客さんと言えばお客さんなので、お客様と呼ばれる方はこちらの方式に同意して下さっているかそうでないかで表現を変えています。


次に昨日宇部店で頂いたご質問で、昨日の作業ブログにはスズキのクロスビーが載っていて、そのお客様がもう30年お付き合い頂いている方というのを読まれて、「この方は社長がクロスビーに乗られていたのでクロスビーを選ばれたのですか?」という事を聞かれました。

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はい、確かにその通りです。

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最初は他の車種を検討されていたのですが、その車種も代車としてあって、お客様がお車を購入される場合代車をちょっと乗りして体感する事が出来るので、ディーラーを廻って乗り比べるのではなく、乗って直ぐ後に他の車種に乗れば、違いが直ぐに分かるのでとても便利です。

昨年の末ぐらいは2代目と3代目のNボックスの乗り比べをされる方も多く、納期を待つか納期の早い2代目を選ぶかの一つの指針されていました。

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車種選択やグレード選択も考えに考え抜いて選んでいるのと、オーディオを楽しむ事を前提に車種も選択しているので、代車で置いてある車種・グレードを選ばれるお客様が多く、ただカーオーディオを販売するのではなく、お客様のカーライフの提案も出来るというデモカー兼代車の使い方をしています。

車は宇部店と福岡店で行き来をしているので、タイミングが合えば好きな車にチョイ乗り出来ます。


以前は新規の方でも乗って頂いた事もあったのですが、ちょっと乗ってみたいと言ってなかなか帰って来ず、しかも他店で一部ばらして中を見て返された事があるので、今はピュアディオユーザーの方のみの試乗とさせて頂いています。


そしてお客様からの質問で最も多いのが、「社長が今車を買うとしたら何ですか?」という事なのでですが、6話の時よりももっと具体的な話が聞きたいという事だったのでジャンル事で、「もし今買うとすればこれを買う!」というのをご紹介します。

まずこういった質問になったのが、デモカーとして開発が必要だから選んでいる車とそうでない車が有って、さきほど出たクロスビーは世の中に出ている数が少ないので、そういう対象よりも自分が好きで選んだ車種と言っていいでしょう。

クロスビーよりも小さい車だと前回同様にホンダのN-ONEが重心が低くて好きです。

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クロスビーより少し上のクラスだと次男に乗らせているシエンタが好きですが、自分はホンダセンシングが好きなので、もうじき出るフリードの新型は気になっているところです。

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前回には先代のステップワゴンのワクワクゲート付きの車が好きと書きましたが、現行車種で言えばセレナeパワーか、トヨタのノアかヴォクシーがディスプレイオーディオを外して2DIN化出来れば欲しいなと思っています。

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それより上の車種になるとエクストレイルのeパワーでプロパイロットが付いてしかもオーディオレスという仕様があって、ノートやオーラはオーディオレスを選ぶとプロパイロットが付かなくなるので、クラスが上がっても全ての要望がかなうエクストレイルかな?と思っています。

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以前2台乗り継いだアウトランダーPHEVはオーディオレス車が無くなったので、現行モデルからは候補から消えました。


このクラスはトヨタ勢が強いのですが、変わり種としてRAV4ベースの光岡のバディが個性的で良いですね。

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オーディオもある程度いじれて、滅多に走っていないし。

でも納期がかかって同じ車内なのに値段が高いという事で、経理担当の専務に却下されましたけど・・


また車中泊が出来てオフロードが走れて、それでいて全車オーディオレスという意味ではデリカD5は最強で、何度も欲しいとは思っていたのですが、開発用にあれこれと買っていると本当に自分が乗りたい車に乗れるとは限りません。

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世の中には走りが良くて豪華な車は沢山ありますが、オーディオが全く変えられなくて、出来合いの音をそのまま聴かないといけないのは苦痛で、景色が変わりながら良い音で好きな音楽を聴けるのは至福の時間で、そんな時を過ごせるのに車種選択というのはとても重要です。


そういう意味でデモカーはオーディオの音を確認して頂くだけでなく、次の車種を購入する時の一つのガイドとして、ピュアディオのユーザーの方には有効利用して頂きたいと考えています。


以上お客様の質問にお答えしてでした。

Posted at 2024/04/22 10:45:45 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年04月12日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第6話


今回の続・お客様の質問にお答えするは、前回にデモカーの選択についての話題が出ていたので、それに対するご質問で、「今までのデモカーで最も良かった車は何ですか?」というご質問と、「80年代や90年代はあまり人が乗らない車を選んで失敗したと書かれていましたが、デモカーとしての選択を別にしたらどんな車に乗ってみたいですか?」という2つの質問にお答え致します。



まずデモカー兼自分が宇部店と福岡店の往復で使っていた車で最も気に入っていて第一位は、11万キロという最も長い距離を走ったのはW212型のベンツE550です。

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E550は5500ccのNAエンジンから4700ccのツインターボエンジンに変わっていて、400馬力オーバーで、しかもAMGよりも乗り心地が良くて、本来Sクラス用のエンジンをEクラスに積んでいるので日常使いとしては最高の1台で、芸能人の方も使っておられる方も多い車でした。


そこにプラスして1DIN2段の取付が可能で、ドアにアウターでZSPシリーズが付くという理想の一台で、11万キロ走ったところでエアサスの調子が悪くなり、修理代が約100万円かかるという事で仕方なく手放しました。

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程度の良い中古車を買って乗るという手もあったのですが、デモカーとしては古い車になり、新しいモデルの開発をしないといけないために違う車に乗る事になりました。

次のモデルからは1DINデッキが付かないのと、ドアのスピーカーが10センチになったために、長く続いたベンツのデモカーは今はありません。


そして第二位は2年前まで乗っていたアウディQ5で、デッキの取付は出来なくなったものの、ZSPの13センチミッドがアウター・インナーの両方で取り付けられるので3年ほどデモカーで、自分が宇部店と福岡店の往復で使っていました。

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輸入車がディスプレイ化する中で、CD・DVDプレイヤーが付いていて、2000ccのガソリンのターボエンジンで、ごく短い期間しか生産されなかったエアサスの車です。

アウディにしては足回りは固かったのですが、中身はポルシェ・マカンと双子で、マカンの購入を検討しているお客様が試乗されて、それでマカンの購入を決められたという事もありました。


手放したくは無かったのですが、アウディの新しいディスプレイオーディオ車に対応するために、eトロンを買う時にディーラーに出しました。


そして気に入ったデモカー第三位は三菱の先代のアウトランダーPHEVです。

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この車はお客様が乗られていて、フルシステムを組まれているのを聴いて、「これはガソリン車ではこの音は出ない!」と、PHEV車ならではの電源環境の良さの音の違いで購入を決めました。

当初は2000ccだったエンジンが2400ccになり、見た目は変わらなくても2台続けて購入しているので、同じモデルを続けて購入というのも珍しい買い方でした。


ただこれまで輸入車のシャーシーがしっかりしていた車ばかりを乗っていたので、その辺りは不満もありましたが、日常使いの車として最高でしょう。


そして第四位・五位は同率でスバルのレボーグとWRXS4です。

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ディーラーで試乗車に乗って、レボーグの1・6か2・0かWRXS4か散々迷って、レボーグの1・6と2・0エンジンしかないWRXS4を同時に買ってしまったという変な買い方をしました。


2・0のエンジンに不満は無いが足回りの硬さに不満と、1・6でエンジンのパワーはいまいちだが日常使いではこの硬さ以上はちょっとという選択で、2台を交互に乗っていましたが、この2台はお客様から使わなくなったら売って欲しいという希望が多くて、レボーグが先に売れて、WRXS4は半導体不足で新車の納期が読めないという時期に売れました。


この2台の前にスバルのXVに乗っていた事があり、こちらは2・0のNAエンジンでしたが、足回りは一番良かったと思います。

福岡市天神のど真ん中で2回ほど展示してデモした事があって、お気に入りの1台だったので、第六位という事にさせて頂きます。

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自分は運転免許を取って最初の車がスバルのレオーネ4WDで、乗用車を少し車高を上げて四駆にしたという車だったので、最初の車のイメージが強くてこの車がピタリと来ていたのでしょう。



それではもう一つのご質問のデモカーとしてという条件を外して自分が個人的に何を選ぶかというご質問は、まずクラスごとに分けると、軽自動車ではホンダのN-ONEが個人的には欲しいです。

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いままで2回代車兼デモカーの候補として挙げていましたが、専務に値段の割に室内が狭いと却下されて来ました。

もし自分が日常使いするとすれば重心が低く横揺れが少なく、エンジンの回転もスムーズなN-ONEのターボ車を絶対に選びます。


まあ軽自動車の割にそれなりの価格はするのですが、ピュアディオのお客様で乗っておられる方は多いと思います。



後値段を全く言わないから何か1台と言われたら、マイナーな車ですがルノー・アルピーヌのA110が欲しいです。

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ディーラーで座席に座った事はありますが、実際に走った事は無いのですが、自動車ジャーナリストの評価を見ていて、これに乗りたいと思っています。

ただしあまりにマイナーで仕事のプラスになるかというと疑問なので、買う事は無いと思いますが、凄く気になっている1台です。



現実的なところではもうモデルチェンジしてしまった車ですが、先代のステップワゴンのワクワクゲートというハッチが2重になっている車を、新車があるうちに買っておけば良かったと思っています。

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車の荷物の積み下ろしなどは頻繁なので、「これがあったら便利なのでは?」と思っていたら、いつの間にか変わっていました。

自分はNボックスに乗る事がよくあって、ホンダセンシングも実態の走行に合ってあるなと思って好感を持っています。


最後に現実的に最も欲しい車で、もう今は手に入らない車が、ポルシェ・マカンの初期型の車です。

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前に乗っていたアウディQ5のベースモデルと言える車で、初期型はクラリオンのナビを外して2DINで好きなデッキやナビが選べます。

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これ以上大きくなると日本の道では極端に使いずらくなるというサイズで、このエンジンと足回りで自由にデッキやナビが選べたらそれは最高でしょう!


書き込んだ文章を見直してみるとかなり自分の独断と言うか、自分の好みがもろに出ている書き込みですが、最近は走りはいいけどオーディオがちょっととか、オーディオはいいけどこの内容でもうちょっと豪華な車は無いの?という、音と車のフィーリングのちょうど良い所が選びにくくなっています。

ドライブしながら好きな音楽を最高のサウンドで聴けるという、これまでは当たり前だった事が選びにくくなっている中で、そんなに何台も買える訳ではないので、デモカーの選択というのが難しくなって来ているなと、文章を書きながらつくづく感じました。

Posted at 2024/04/12 11:31:06 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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