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beat-fuckerのブログ一覧

2024年06月01日 イイね!

スカベンジリターンチューブ

スカベンジリターンチューブドライサンプ用のオイルタンク、スカベンジポンプがクランクケース内の気体もまとめて吸い出したオイルがリターンされてくる。

つまり、基本的に気泡まみれ。

なので脱気、脱泡が必要。


スカベンジリターンのフィッティングからチューブがタンク内壁に沿って伸びてて、丸いタンク内側で渦を巻かせて気液分離しやすい仕組みになってる。


これは外見はボットン式リターンに見せかけて、内側にはちゃんとチューブ付いてるタンク。
良いですね。


これはAREのスピントリック。
スカベンジリターンラインの途中にカマせて強制的にエア分離させる専用の装置。
ナスカーにも使われてるらしい。


これくらいスカベンジリターンのエア分離には気を使われてるのが普通なんだが…



俺が買ったオールスターパフォーマンスの激安タンクはぼっとん式リターンです、、、
見た目に騙されたパティーンorz
壁面までチューブ延びてると思うじゃん普通…。


なんでこんな構造になってるかって言うと、トップカバーにバッフル構造が吊るされてる関係で、タンク側にチューブがあると邪魔になって上からバッフルが入らないから。
分解式タンクになってるのは良いがなぁ…。


数年前に買って分解してみて絶望したが、トップカバー式でもチューブが付けられるように無い頭をひねってみた。
やりようはある。


という事で、






光陽のホルモン定食おごりで、またF氏に金属加工を依頼。
業者に出すの考えたら安いもんよw!





ウホッww
笑えるくらい絶妙の挿し込み寸法ww
これですよコレ!





発想の転換。

チューブが邪魔でバッフル入らないなら、バッフル入れてからチューブ挿せばいいんじゃね?

これならトップカバー方式でもスカベンジリターンチューブをタンク壁面まで伸ばせる。
別にリターンチューブがタンクと溶接で一体になってる必要無いんだから。



もうちょっとタンク壁面に沿う角度が理想だけど、元々溶接されてるハッタリリターンパイプの位置が悪くて仕方なし。
チューブ先端に角度切りでパイプ繋げれば調整出来ん事も無いが、使ってるアルミパイプがフィッティングに挿し込む寸法と内径の関係で肉薄だから溶接が厳しい。
ロウ付けならイケるかも知れんが。


ピーターソンのタンクのリターンチューブも壁面に対してこれくらい角度付いてるから、まぁイケるでしょ。
ぼっとんよりはよっぽど良い。



組む時はトップカバー先に付けてバッフル入れてから…


リターンフィッティング一体のチューブを挿し込めばOK。


激安オイルタンクとは思えない、フィラーから見える内部構造www





圧入だけでも大丈夫とは思うが、念のためエポキシで接着。
オイルライン周りにエポキシはどうなの?と思われるかもだが、


MOROSOのスクリーンフィッティングもエポキシ接着です。


スクリーンフィッティング自作キットにもエポキシがセットになってたりするし。



せっかくコネたんで、余ったぶんはノーマルオイルポンプ(という名のドライサンプ用ブロックフロントカバー)のメクラしたレベルゲージ穴を裏からも完全に埋めといた。
これでエア絶対吸わんだろう。


という事で、ぼっとん式リターンと今回作ったチューブ式リターンの流れの違いを実験してみた。
水でですけどね。



ぼっとん式





リターンチューブ式。


うーん、水流が弱過ぎてイマイチな実験結果になったが、まぁぼっとんよりは良いだろ。

本当はバッフルで渦巻き出来るのを補助しつつ脱気出来たオイルがタンク下に落ちるように、タンク内壁際まで完全に遮るバッフルが付けば良いんだが、これもトップカバーが内フランジのせいで、フランジ内径より大きいバッフルがタンク内に入らない為出来ない。

こればっかりは物理的に不可能なんよなぁ…。

フランジと同じ幅の板を2分割にしてタンク内に溶接して、上から入るバッフルと高さを合わせるか、重なるように付ければ出来ん事も無いが、そこまでやる必要があるのか?と。
いや、気が変わったらやるかも知れんけど。



まぁひとまず気に入らなかったスカベンジリターンチューブが、まともなオイルタンクとほぼ同じ構造に改造出来て満足。
ぼっとんリターンのタンクだけは絶対に使いたくなかったんでね。

古いタンクや、何も考えて無い自作タンクだと上からジョボジョボ戻してるのもあるし、それでEg壊れるかって言われたら恐らく大丈夫なんだろうけど、やっぱ拘るトコは拘りたい。




F氏にフィッティング削ってもらったついでに、ベントカンのベント用(ややこしいな!)AN8溶接アダプターも既存穴にハマるように修正してもらった。




AN8キャップも来てるんで、後は溶接してもらうだけ。







オイルタンクの方のドレン用のAN12キャップの内側にはネオジウム磁石をエポキシで貼り付けてマグネットドレンキャップ作った。




これでタンク内のミクロン単位の鉄粉も吸着除去してもらいましょう。


ドライサンプ作業、まだまだ続く。
Posted at 2024/06/01 09:32:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライサンプ | クルマ
2024年05月29日 イイね!

BARNESポンプ Oリング交換

BARNESポンプ Oリング交換AWドライサンプ化、出来る所からこつこつやろうと言う事でBARNESポンプの外周りのOリング交換しておく。
本音はバラしてハウジングのOリングとフロントオイルシール交換したい所だけどOHキットが手に入らないんで…Oリングのサイズさえ分かればなぁ〜。


以前オクに出てたTRDドライサンプ4AGセット、OHキット2つも要らんだろ!
¥5000くらいなら出すから一個分けてくれw!
一つ手に入ってサイズさえ分かれば後はどうにでもなる。

あと、削りのドライサンプ用ブロックフロントカバーがイカす!





仮組の配管外して…

これほとんどEARL'Sだけど、ホースエンドの値段だけでいくらぶんになるかなw
いや、考えないでおこう。



オイルポンプスタンドあると地味に作業しやすくて良い。



ポンプフィッティング取り外し。
ハウジング側は3/4ORBなんでAN8用のOリングでOK。





フィッティング外してハウジング覗くとこんな感じ。
1インチのポンプだと3/4インチメス穴しか掘れないのが分かる。
AN10だと7/8インチ穴になるから肉厚無くなるから。

ギヤは健全に見えるが、ハウジング内側の磨耗の方をチェックしたいんだよなぁ。
この前作動テストした感じでは大丈夫だとは思うけど。





あとここ。
油圧調整用のアジャストスクリューとロックナットのOリング。
調整時にネジに噛まれ易いとこだが、案の定ボロボロ。



アジャストスクリューの中に入ってる怪しいナット。
これが元々入ってた物なのかが分からん。
スプリングのプリロード上げる為な気がするが、こんなの挟まなくてもスクリュー締めれば油圧上がるんだからはっきり言って意味無いんだが…。





レギュレータースプリングはWスプリング仕様。

純正で高中低の3種類あって白黄赤のペイントがしてあるハズだが、もちろん30年モノのポンプなんでそんなペイントは無い。
元々塗られてなかった可能性もあるが。

このSPがヘタってなくて、ちゃんと使用範囲で調整出来れば良いが…。
こればっかりは組んで回してみるまで確認のしようがない。





スプリングが押してるプランジャー。



奥の左手に見えてるのがプレッシャーアウト側ポート。



リターン側はポート2つあるのが見える。

設定油圧に達するとプランジャーが押し下げられて、プレッシャーイン側のハウジング内にオイルが戻るシンプルな仕組み。



調整式か固定式かの違いだけで、基本はノーマルポンプのレギュレーターと同じ。

ただ!

ノーマルポンプのリターンはクランクケース内の空中にジョボジョボ排出する訳だけど、オイルの流速が速い場合、このポートからクランクケース内のエアを吸ってオイルがエアレーションするとか聞いた事ある。
実際にどうなのかは知らん。
ドライサンプポンプの場合はリターンされる側のハウジング内もオイルで満たされてるんでエアレーションは起きない。



Oリングぼろぼろ。



近いサイズのOリング用意しておいた。
材質はFKM、フッ素ゴム。







ちゃんと収まってるな。
これで大丈夫だろう。
調整でボロボロになっても予備まだいっぱいあるから安心w



ポンプフィッティングにはまってたOリング、断面変形してる。
一個は切れましたわ。





EARL'SのAN8バイトンOリングに替える。





新品Oリングはめてイン側ポンプフィッティング3つ本締め。





シール面がイカレてたポンプフィッティング一つは新品に交換。
BARNES純正じゃないが、AN10-3/4ORBオスオスフィッティングなら問題なし。



ただ、買ったラジウムエンジニアリングのフィッティング、内径がBARNES純正より細い…。

元々スカベンジアウトだったが…



入れ替えて、新品フィッティングはプレッシャーアウトに付けた。
この程度で流量足りなくなる事は無いだろ。
ここは油圧がかかるとこなんで、新品で健全なフィッティング使うならプレッシャーアウトでしょうと。





ポンプのプチリフレッシュ完了。


そのうち何とかしてリビルトキット手に入れて中までOHしたい。



現行ポンプ用のこれ使えそうな気はするんだけどなぁ?
ポンプ本体の締結ボルトが6本から今時な4本に変わっただけで、ギヤ径とかハウジング内側の形状そこまで変わって無いと思うし。

誰か知ってたらコメントでおせーてw



あとついでにこれ、


オイルタンクトップカバーのOリング。
もちろんインチ規格だが、



NOKで一番近いサイズのG115試しに取ってみた。



ちょっと小さいが…



まぁゴムなんで引っ張ればハマります。



線径も大丈夫そうな感じ。


日本でオールスターパフォーマンスのオイルタンク使ってる人!
国内でもNOKで使えるOリングあるから数百円で新品交換出来ますよ!


という、恐らく日本人の誰一人にも必要ない情報でした。
Posted at 2024/05/30 00:16:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライサンプ | クルマ
2024年05月28日 イイね!

BARNESドライサンプポンプ 4AG用ワンオフマウント

BARNESドライサンプポンプ 4AG用ワンオフマウントドライサンプにする為に必要な物。
もちろんポンプ、そしてタンク、オイルパン、ドライブ用のプーリー、ベルト、配管類。

この中で車種専用品が必要なのは、オイルパン、クランクプーリー、ポンプマウントの3つだけで、他の部品は全て汎用品で組む事が出来る。

AWのドライサンプ化計画、一番大物のドライサンプオイルパンはアメリカからAREの物を取り寄せ済み。
ドライブプーリーを取り付けるマンドレルを組み込めるクランクプーリーは自分で設計した物をワンオフで製作済み。

残るはオイルポンプマウントのみ。



ちなみに同じBARNESポンプを使うTRDのドライサンプ4AGのマウントがこれ。
ただポンプ側のマウントブレード位置が俺のと違うんでコレは使えない。
まぁマウントだけとか手に入らないしw


この画像見ると鋳物ぽいんだよなぁ。
鉄かアルミかは分からんが。
ずっとアルミ削り出しかと思ってた。

で、このTRDマウントを参考に、6年前に自分のポンプに合うように採寸してマウントの手書き図面は書いてあった。







3DCAD使えればこんなの簡単に書けるんだろうけどなw

6年寝かせた妄想部品。


それが…





ついに、、、





実物になりました〜〜〜〜〜〜♪



カッコ良すぎやろ!


これで最後のピースが揃った!!

毎度の事ながら、自分で設計した部品がこうして形になると感動するねw
妄想が現実になる瞬間!

今回は拘ってアルマイトまでかけたから時間も制作費もかかったが、満足な仕上がりにニンマリ♪

素材はA6061
製作はワンオフパーツ倶楽部にて。
データ製作と削り工程の価格はワンオフパーツ頼める業者の中でも一番安かった。
メールでのやり取りもスムーズで仕上がりも丁寧、価格も安いんでココオススメです。
外注のアルマイトに時間と費用がかかったけど、削ってもらうだけならこのマウントで3万円台(素材により上下)。
アルマイトも、白か黒なら¥3000で済んだが、ブルーアルマイトは譲れなかったw

ちなみに金属加工業の仲間に図面見てもらったら「これ1日仕事っすよ」言われたw


ひとまずブツは仕上がったが、俺の採寸と図面が合ってるのかが問題。
せっかく綺麗にアルマイトかけてもらったんだから修正で削ったりはしたくないし。

持ち帰って、家の7Aブロックに付けてみた。






穴位置バッチリっすね〜w♪

予定が入ってたんで、届いた当日はこのくらいの確認しか出来なかったが、これで安心して出掛けられるw


翌日、家の裏の予備エンジンにマウントとポンプ取り付けてみた。





良いですねぇ♪



ノーマルオイルポンプの逃げもバッチリ。













完璧ですね。



あとはベルトの調整範囲がどうか。



210だと目一杯Eg寄りからちょっと張れる程度。
ドライブプーリーを実際に固定してみないと分からんが、苦労せずにベルト掛けられるならコレかなやっぱ。


225でマウントの振れ幅まだ半分だけど、これはやっぱ長過ぎる。

一応中間の217サイズも売ってるから一回買って様子見てみる。
210使えるなら210でいきたいが。
どのみちベルト長さ決めてホース作って組んじゃったらポンプの張り調整範囲なんてほとんど無くなると思われる。

ちなみにL050ベルトの使用速度限度が30m/sだけど、210使うなら

歯数 56
周長 533.4mm

ドライブプーリー 16T
最高回転数 8500RPM

最高ベルト速度 21.59m/s

で、使用限度内でOK。
計算合ってるよな…?

最小プーリー径も36mmに対して16Tプーリーが実測47.5mmでOK。

ミツボシかバンドーかはお好みでw








ポンプスタンドにマウントごと付けられるようにして、暫く盆栽に。


車体側に付けるのは後のお楽しみ!


Posted at 2024/05/28 23:42:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライサンプ | クルマ
2024年05月25日 イイね!

ドラサンプポンプ プレッシャー供給ライン

ドラサンプポンプ プレッシャー供給ライン先日USAから届いた部品でドライサンプ周りのオイルラインフィッティングは手持ちの物と合わせて全部揃った。
…ハズw


フィッティングの種類と数が足りるか仮組して確認。
輸入した部品のサイズの確認も含めて。





フィッティング確認前にMOROSOのタンクマウント付けてみた。
径バッチシ合ってるね。



作っておいたオイルタンク側ステーに、MOROSOマウントの穴ピッチに現物合わせで穴開けして合体!



うーん、かっこ良き良き♪



AREオイルパンのスクリーンフィッティングがAN12なんでAN10に変換するレデューサー。
本当はAN12でポンプと繋げたいが、バーンズポンプのフィッティングピッチが狭い問題でAN10しか付かないんで仕方なく、、。
以前アリエクで中華レデューサー買ったんだが、ナットサイズがでかくてテーパーになってるオイルパン底に途中で当たって締め込めなかったからサミットオリジナルのレデューサーに交換。



これでOK!



AN10オスメススイベルエキスパンダー。
プレッシャーアウトに使う。
部品名的にはエキスパンダーじゃなくエクステンションなのでは?と不思議がる日本人の俺。





これで周りのホースエンドをかわして好きな方向に向けてホースエンド固定出来る。
接続部が増えるぶんリークのリスクが増えるという考えもあるが、そこはバランスですよ。
コンパクトにまとめたいし、ここはどうしてもこうしたかった。
日本でもこのタイプ取り扱ってれば便利なのになぁ?






そして本題、プレッシャーポンプへの供給ラインの話。

アメリカのドライサンプメーカーのテクニカルデータやQ&A、インストレーションマニュアルなんかで口を酸っぱくして言われてるのがこれ↓


「ホースサイズは慎重に選べ。なるべく太い配管を使うんだ。特にタンクからプレッシャーセクションに繋がるラインには気を使え。キャビテーションの衝撃波で高価なポンプがオシャカになるぞ!マジで!」



タンクからオイルを吸うプレッシャーポンプへの供給ラインは、正圧にはならない。
全く抵抗無く流れれば大気圧、吸引抵抗があれば陰圧が発生しやすくなる。
仮にポンプが吸いたいだけのオイルが通らないラインで組んだ場合、まずホースが潰れてさらにオイル供給量が減る可能性がある。
オイルが陰圧になると、大気圧以上では液体内に溶解している分子レベルの気体成分が一気に気化し、高温と共に瞬間的に3万psiの衝撃波を発生させてポンプギヤを破損させる…らしい。3千psiだっかたも?
ホンマかいな?

真空では沸点が下がる原理て事だろうね。

ただ単にオイルに泡が混ざってるのは厳密にはエアレーションで、キャビテーションは別の現象。

原因としては、

・配管が柔らか過ぎる
・配管が細過ぎる
・配管が長過ぎる
・配管の曲がりがきつい
・配管内部の太さが太くなったり細くなったりして流速の変化が大きい
・必要以上の接続部で配管内部の段差が多い
・配管にチェックバルブ等の抵抗を生む部品の存在
・ポンプ回転数が速過ぎる
・製作精度の低いフィッティングから配管内部へのエア吸い込み


ピーターソンのエンジニアがyoutubeで話てたが、顧客の壊れたドライサンプポンプを調査したら、3Lオーバーのエンジンのプレッシャーポンプ供給ラインに'8ホース使って、しかもタンクからポンプまで16フィートの長さで引いてあってキャビテーションで壊れた言ってたな。
悪いけど素人の俺でもホース細すぎ長すぎて分かるわw
16フィートってどんだけ取り回してんだ。
まぁこれは極端な例だろうけど。

ドライサンプでタンクを室内やトランクに積んでる場合あるけど、'20のラインで引けって言ってましたね。
それか同等太さの金属配管。
ナスカーなんかだとオイルタンク搭載位置がレギュレーションで決まっててエンジンから離れてるけど、スカベンジリターンもプレッシャー供給ラインも大部分はステンレスのクソ太配管で繋げてるってのも見た事ある。

俺はタンクをエンジンベイに積むんで金属配管は使わずメッシュホースで組むが、AN10で引く予定を変更してAN12に太くする事にする。

ただ、ここでも問題になるのがバーンズポンプのフィッティングピッチの狭さ。
AN12のホースエンドが付かない。
仕方なくポンプ近くまでは12ホース引いてポンプ直近でAN10に変換する。
そもそもバーンズの1インチセクションだとハウジングのポートはAN8しかないんで元々細いんだけどね。
1.25インチ以上無いとAN10、12のポートが掘れないせい。
ただ1.6リッターEgに1.25インチポンプはオーバーサイズだからどのみちデカいポートのポンプは使えない。
ハウジング上下にインアウトがあるギヤポンプの場合はですけどね。


で、こうする。



ポンプ側はAN10-AN10メスメスにして、スムーズに流れるようにベントチューブの90度を使う。
AN10-AN12オスオスアダプターで径変換。
アダプター内はテーパーで異径になってるんで段差なし。
AN12ストレートホースエンドで接続。


こうなる。
タンクからのホースは60cmくらいで済みそう。

これなら問題無いだろ。


そしてオイルタンクアウトレット。
キャビテーション防止で、オイルフィルターやドレンバック防止用にチェックバルブとか余計なモン付けるなよ!とか書いてるから、タンクから直で供給しようと思うんだけど、やっぱりプレッシャーポンプへのデブリ噛み込みが心配。

ドライサンプメーカーの配管レイアウト図でも、オイルパン-スカベンジにはスクリーンフィッティング使えとなってるが、オイルタンクアウトレットには書いて無いのが多い。

これ恐らくだけど、まともな高価なオイルタンクであればバッフルとかオイルのピッアップチューブのレイアウト的に、スクリーン付けるのと変わらないレベルでデブリ吸う可能性が低いからなんじゃねーかなと。
俺の使うタンクは側面からただ吸い出すだけで、しっかりしたバッフルも付いてない。

せめてスクリーンフィッティング付けたい…思ってたら、


MOROSOのオイルラインレイアウトのイラストにフィルターフィッティングて書いてるわ!
じゃ付けても大丈夫だな!





という事でこうする。
やっぱ安心出来るし。


先っちょだけ見えてる。


こういうAN規格の挟み込みタイプのスクリーンフィルターもあるが、メッシュの目が細か過ぎて確実に抵抗になるんで使えない。
フューエル配管用かな?


AN12そのまま繋げる。
これが考えうる一番シンプルで太さを稼いだ配管。
これで大丈夫でしょう〜。


後はポンプ回転数だけど、通常クランク回転の半分、メーカーによって上限回転数はバラついてて7000RPMまでならどもないよとかも見た事ある。
ピーターソンはキャビテーション対策として4800RPMまで推奨とか言ってましたね。

俺の今のプーリーだとドライブ16T/ポンプ28Tで減速比1.75。
今使ってるフリーダムのデータ、レブリミット8500RPMに落としてあったと思うから、レブでもポンプ4850RPMの計算だから回転数的にも大丈夫かな?


まぁ常に高回転で回してるレーシングカーじゃなく、あくまでたまにサーキット走るロードカーだからそこまで気にする必要無いと思うけどw


ひとまず必要なフィッティングは全部揃ってるな。
また気が変わってレイアウト変更して追加フィッティングが必要になる前にさっさと完成させないと経済的にマズいww!


最近は毎晩ポンプやタンクの前でタバコふかして配管の事ばっか考えてる。
病気かな?
Posted at 2024/05/25 19:30:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライサンプ | クルマ
2024年05月25日 イイね!

サミットレーシングから部品きた

サミットレーシングから部品きた先週火曜日、なんやかんや注文してた部品が日本、支那、USAから一気に到着!


まずはモノタロウから。
セローのボルトも一本混ざってますがw


スカベンジポンプ駆動用のL型ベルト、三星の210L050。
今何本か0.5インチ幅L型ベルト家にあるが、以前ポンプマウント製作用の試作品をEgに付けてポンプ吊ったさい、225L050だとちょっと長いと分かってたんで2サイズ短いの試しに取ってみた。

TRDの4AGドライサンプだと225のはず。
ケーターハム7ボグゾールドライサンプだと210が純正サイズぽい。
どちらもベルト幅050なんで、細く見えてもこれで大丈夫らしい。

アメリカだと1インチ幅が主流だけど、俺の場合AWのクランクプーリーとメインフレームのクリアランス的に0.5インチ幅しか物理的に使えない。
アメリカだとL型とは言わずギルマーベルトって言われてますね。



ベルト買うついでに試しに取ってみたNOKのOリング。
オイルタンクトップカバーのOリングとサイズが近いの日本の規格だとコレ。
ちょびっと径が小さいが、使えるかどうか試してみる。
数百円で買えるしw



アリエクで取り寄せたやつ。



壊れたベントカンドレンの代わりに使うAN8キャップ。
1ピースOリングシールの物をチョイス。



AN10-AN12オスオスアダプター。
ここもEARL'Sにしたかったが節約で支那部品で。
ちょっと心配だけどw





そしてサミットレーシングからの小包2つ。
バックオーダー待ちやらで約1月かかった。

これを待っとったんや俺は!!



大量の納品書と、アメリカショップお決まりのステッカー付属w

さてさて検品してみましょう!





送料倍払う羽目になった原因のアルミスピードシールAN6-フォージ90度。
これが欲しかったんや俺は!
本当はベントチューブが良かったが…。





アルミスピードシールAN6ストレート。




スピードシールAN6交換用ブラスオリーブ。
アルミオリーブ入ってたらこっちに替えて組む。


これで燃料配管の9割以上EARL'S部品でPTFE化出来る。
リターン配管には価格的にもオーバークオリティ過ぎるけど。
これぞ自己満足の世界。
ホースエンド一個の値段、マジで目ぇ飛び出ますよ…。


以下ドライサンプ計画用部品。





AN10-AN10メスメス90度ベントチューブ。
丁度欲しかったこれ、何かセールで半額近く割引してたんで得した。





AN12ストレート。
予定してるオイルラインレイアウト的にどうしても必要だった。
AN12でも45度と90度は何個も持ってるんだがなぁ〜。





AN10 Oリングタイププラグ。
フィルターブロックの、ドライサンプ化で必要無くなるアウトポートメクラ用。





AN8バイトンOリング。
スカベンジポンプのポンプフィッティングOリング、これで新品にする。



AN10オス-AN8-ORBストレートカット。
痛んでて漏れるポンプフィッティング一個これに交換する。
バーンズ純正は手配大変なんでこれで代替え。
ただ中が段付きなのが気に入らんなぁ。
今時支那の変換アダプターでも中の流路テーパーで繋げてあるぞ。



AN12-3/4NPTスクリーンフィッティング。
散々悩んだあげく、やはり必要だろうと思い後で追加した。
これ、同じ品番でも前はブルーアルマイトだったのに、今は黒しかない。
青で揃えたいのに〜…。





ブリーザーマウントキット。
これでベントカンの角度や向きを自由に決めて固定出来る。
あとバンド固定方式でカッコいいww





AN10オス-AN12メスレデューサー。
前に取り寄せた支那部品に問題があったんでサミットオリジナルに替える。
EARL'Sで揃えたいが…節約で。





AN10オス-AN10メス スイベルエキスパンダー。
異径はあれど同径オスメスのこれ、日本じゃあんまり見かけないと思う。
ようはフィッティングからホースエンドまでの高さを稼ぐ為の物。
EARL'Sだと今ブラックアルマイトにしかラインナップが無いからサミットオリジナルで。

うん、安いけどサミットオリジナルフィッティング意外と良きかも。
支那製の転売じゃなくメイドインUSAのオリジナルでスレッドのクリアランスもしっかりしてるし、アルマイトの色合いも安っぽいブルーじゃなく、最近の明るめなEARL'Sブルーに近くて俺好みだわ。
シール性は使ってみるまで分からんが。









'10、'12ホース。
これも評価が高かったんで安価なサミットオリジナルホースにした。
大手ショップだしいい加減な怪しいホースは売らんだろうという判断。
全部EARL'Sで揃えてたらマジで破産しますわ。



これでアメリカから輸入したかった部品は揃ったかな?

部品代、送料の合計はご想像にお任せしますが、円安でマジで頭悪い金額になってるのは間違い無しです。

来月のクレカ請求額だけが恐ろしい、マジで
Posted at 2024/05/25 16:41:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライサンプ | クルマ

プロフィール

「@亡霊師ー この前まで出て来なかったんですけどねぇ…。みんカラ自体がそういう仕様になったのか、俺のPCの問題なのか…?とにかく邪魔で仕方ないです!」
何シテル?   07/20 18:11
左ハンドルのAW乗りです。 本職はバンドマンです。 http://ameblo.jp/jack-roid916/ 夢の車ロータスエスプリ(ジウジア...
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