日帰りスパ「ひょうたん温泉」 源泉湧出地
理想的な降温装置「湯雨竹(ゆめたけ)
2024年03月06日
別府市内では至る所で湯煙が上がっているが源泉温度が高い(90℃〜100℃)ので、どこの施設も入浴に適した温度まで大量の加水をしている。ところが真夏の水道水は25℃〜28℃まで上昇するため、適温まで下げるためには源泉の1.8倍〜2.2倍の加水が必要で温泉成分は薄まってしまい入浴効果は減衰します。鉄輪(かんなわ)地区の日帰りスパ「ひょうたん温泉」も同様の悩みを抱えていました。
そこで往年全国で使われていた竹製の流下式塩田の枝条架(しじょうか)をヒントにヤグラを組んだ側面に末広がりにした竹枝をぶら下げ、最上部に設置した檜の樋から溢れ出た源泉が伝い落ちるように設計した装置で、温度の下がった源泉をそのまま浴舎の各浴槽に分湯する仕組みを考案しました。
敷地内に入って右手に本館入り口を見ながらゆるい傾斜をまっすぐ奥に進むと巨大なその冷却装置に出くわします(見学無料)。
時間に余裕があれば広々とした露天風呂や食事で利用するのも良いでしょう。
住所: 大分県別府市鉄輪159-2 ひょうたん温泉
電話 : 0977-66-0527
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