NTG4.5 IDE(PATA) クローン
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
皆さんがアップされている情報ですが、自分的段取りメモも含めてアップします。追加の情報にもなれば幸いです。
大前提で私のNTG4.5はIDEのHDDです。SATAではありません。。ケーブルスワップも出来ません。更にロックが掛かっています。ですので今まで手を付けませんでした。
脱着に関しては私のAndroidナビの整備手帳や皆さんの整備手帳を参考にして下さい。HDDブラケットは底部に3つのネジで止まっています。
246J?ケースにはHD-246JPのシール
2
GWにふと皆さんの投稿を見て
やっぱりやってみようと思いまして、先ずはそのままIDEのSSDなんて無いので、下駄的なコンバーターケースをAmazonでゲット。NGFF B/M Key用です。
1,500円ほど
3
元のHDDが80GBですので、それより大きい128GBの2242 NGFF(M.2 SATA)を購入しました。NGFF B/M Key
2,900円ほど
他にトランセンドのヤツなど色々あるかと思いますが、端子部分が2つのM Keyは上記ケースでは使えません。
4
使ったツールは
IDE対応の古いノートPC
(Nさんにご紹介いただいたVAIO)
MS-DOS起動のCDをPowerISOで作成し、下記DOSツールを入れました。
HDAT2
zu.exe
幸い比較的簡単な東芝製HDDがだったので、zuで無事アンロック出来ましてストレージにクローンコピーしました。最初はFIDECOのIDE SATAクローンツールを使いました。
クローンツールが無くてもアンロック後はIDE外付けUSB等とクローンソフトでもクローン可能でした。
5
試しに車に装着して起動してみると問題なくナビが起動し、エンジニアリングモードでも問題なくHDDを認識していました。
ここでSSD化してクローンして、またロックが掛かるのか?Nさんの情報では掛かる場合と掛からない場合があるとのこと。一度また外してチェックしてみるとロックが掛かっていました。
画像は元の東芝HDDの解除画像となります。
クローン化したストレージを車両に再接続して起動すると再度ロックされ、ここのPATAがSATAとなり赤いビックリマークのロックとなりました。
6
ここから先は普通なら必要ない作業ですが追記があります。
またzuで解除すれば
なんて思ったら、今度はIDEで繋いでもSATAとして認識されています。zuではNot Supportとなり解除できません。
実はお試しで最初に使った手持ちのM.2は512GBでしたので、後に上記のAmazonの128GBが届いたら入れ替えようと思っていたのですが、512GBがロックされてしまって他に使えません。
ここでYoutubeやみんカラでも色々情報を発信していただいているGさん紹介のfujtoolを試すもダメでした。(fujtoolは富士通のHDDが必要でしたね)
このままではPCに装着しても電源を入れて直ぐにパスワードロックされていますのでパスワードを入れて下さいとなり使えません。
ココで三菱メルコ計算機に希望を託しますが、私のHDDのケースにはHD-246JPと記載されていて、それでバスワードを作成してもabortされてしまいます。JP無しもダメです。
HDAT2→unlock→userにASCIIでパスワード入力→EnterからY
ある海外の資料に
通常最初はNR-~となると書いてあります。
NR-246JP
コレも弾かれます。
あれこれ入力してもダメでしたが、最初の画像にある私のHDDにはもう1つ斜線が入っている172も有りました。そもそもHDDのブラケットにはHD-246JPの記載なので172は違うと思い込んでいたら
正解はNR-172でした……
無事にM.2が再度アンロック出来ました。
7
届いたM.2にアンロックしたデータをまたクローンします。今度はPCでEasaus パーティションマスターでクローンしました。30分かからない程度で終了。
各パーティションのサイズは元のHDDのままとする必要があり、残念ながら未使用領域を無駄に残します。
またまた純正Commandシステムに再装着し、ナビは無事に動きました。
画像はパーティション領域です。クローン元は既にクローン済の保管用SSDですのでCrucialとなっています。
8
必要な物
IDE M.2変換ケース
M.2 2242 NGFF B/M Key(元のHDD以上の容量)
IDE接続可能なPC(USB起動出来なければCD-ROMまたはFDDも必要)
必要なソフト
HDAT2,zu.exe
オマケ
melco calculator
Ultimate boot cd
RufasやPowerISO等のツール
メルコのがあればzuは無くてもいけますが、ASCIIを大量に入力する必要があるのでzuの方が楽にアンロック出来るかと思います。
画像はHDDの無しのナビ画面です。
9
エンジニアリングモードの画像です。
サプライヤーにはAmazonで買ったM.2の型番や容量情報が出ています。
HDD1からのパーティション情報も出ていて、次ページにはHDD5までの情報が出ていました。
以上となりますが、あくまで私の環境
W176 NTG4.5 IDE HDD 2013 Aクラスの情報で、確実性と普遍性は分かりませんので、参考にされる場合は自己責任にてお願い致します。
最後に
HDD無くても純正コマンドシステムは動きます。ナビがコンパスだけになりますがオーディオ、テレビ、ETC等は使えます。起動しない場合はHDDの原因ではなく本体のハードウェアやRomが壊れていると思われます。ということで私的にはAndroidナビがあればHDDは無くても良いという結果でした。またストレージが高速になっても私の場合ナビの速さの体感は有りませんでした。ただのバックアップ程度となりました。
私より新しいモデルはOS的に色々とHDDに依存しているのかもしれませんので、HDDが無くても起動するかは分かりません。
私が作成したソフトでは有りませんので配布は出来かねますことをご了承下さいませ。
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