今回はメルセデス・ベンツCクラス向けにサービスを開始した、メルセデス・ブライトオーディオパッケージの事例ご紹介です。
これまでのメルセデス・ベンツのスピーカーは、ドアのインナーパネル(鉄板)に設置される、ごく一般的な構造を採用していましたが、あたらしいCクラス(W205/S205/C205)では、取り付け位置がドアの内装側に変更され、また、スピーカーも直径8cmのごく小径のユニットとなりました。
8cmユニットとなると、選択肢は数えるほどしか無く、ツイーターとセットになった2wayに至っては一つしかなく、さらには比較的フラットな鉄板面に比べて、フィッティングの難易度が上がる内装側へのスピーカー取付という条件も加わるため、他のメルセデス車に比べて、オーディオ改善の手が事実上ない状態でした。
そこで、当店では既存のお客さまのご協力を得ながら、Cクラス専用のグレードアップ手法を検討し、メルセデス・ブライトオーディオパッケージとしてご提供を開始することとなりました。
プランはフロントスピーカーの交換&2way化とドア防振をセットにしたF1と、F1にプロセッサーアンプを組み合わせたF1-8の2つです。
F1では、標準の8センチスピーカーをハイエンドのBLUE MOON AUDIOのユニットと、オリジナルネットワークを使って2way化。入念なドア防振によって足場を固め、ユニットの力量をしっかり引き出し、標準とは一線を画したシャープでメリハリの有る音を実現しています。
予算は\145,000(税別)です。
F1-8では、プロセッサーを投入することで、ツイーター・ミッド・リヤスピーカー各2+サブウーファー1の全7ユニットを個別につなぎ、各ユニットの帯域分割、音の到達時間を調整するタイムアライメント、音響の凸凹をならすイコライジングによって、音場の適正化を図ります。
予算は\312,500(税別)です。