製造年式 : 2000年6月
登録年式 : 2001年1月
グレード : スポーツ160
新車並行
忘れもしない1997年に、仕事に向かう途中に偶然見かけた、青いボディに丸目の小さなスポーツカー。
それが、エリーゼとのファーストコンタクトだった。
当時はまだ正規ディーラが無くて、情報も乏しく名前位しか知らなかったが、速攻で一目惚れ。
後日、淡い期待をもっていた価格も、当時の俺には夢のまた夢…更に子供も1人いたので、そもそも2シータ自体が無理だった。
それから、12年の月日が流れ、中古価格も何とか買える所まできたが、自宅を購入する事になり儚い夢に終わった。
更に11年の月日が流れ、ロドと出会い2シータオープンの楽しさに気付く。
そして、2シータでも全く不便の無い生活環境に気付き、エリーゼ熱が再燃し、嫁さんに直談判してOKを勝ち取った…がしかし、その交渉に精神力を使い果たしたのと、もう一つ最大の理由は、新車からずっと歩んできたエイトをどうしても手放す覚悟が出来ず・・・いざとなってエリーゼの購入に踏み込めなかった。
翌年、エリーゼの生産終了がアナウンスされ、中古価格が爆上がり。
もう、今を逃したら一生エリーゼに乗れない予感がよぎり、覚悟を決めた。
そして、探しだして間も無くこいつを見つけた。
ロドの時にも少し感じた、ピンとくる感覚。
それが、ロドの時以上に強く感じ、自分の直感を信じ値段が幾らであろうと、買うと嫁さんに宣言。
あれ程ASKに怯えた夜はもう2度と無いだろう。
そして、もう一つ決断をしなければいけなかった。
それは、エイトかロドのどちらかを手放さなくてはならない事。
当初は俺の心は新車から乗ってきたエイトを手放す事は有り得ず、ロドと別れるつもりだったが、エリーゼ購入後に、メインドライバーとなる嫁さんが、エイトは大きくて怖いから嫌だよと…
こうなったら3台持ちにするか…いや、やはり無理だ、ここで、嫁さんに強引にエイトを強要するのは、俺の我儘を許してくれた嫁さんに申し訳ない。エイトを降りよう…甲斐性の無い俺を許してくれ…
が、やはり手放す事は出来ない…
という事でエイトを寝かす事に。
運良く先輩に置場も提供されたので、愛でたくエリーゼ&ロドの同年式同排気量オープン2シータの2台体勢で行くことに。
エリーゼは俺にとって初恋の車&最後の趣味車。
何のアシストも快適装備も持たない、走る為だけに生まれた、欠点だらけだけど愛おしいこいつと、焦らずゆっくりと付き合って行こうと思う。