母親: しっかりね、頑張って!
次男: じゃあね👋
駅の改札であっさりとした言葉を交わして、次男くんは一人暮らし先に向かいました。
我が家の次男くん、大学入学にあたり一人暮らしを始めます。
親からしてみれば、しっかりやれるだろうか…一人で心細くないだろうか…などとあれやこれや不安でしかたないのですが、次男くんは普段電車に乗って遊びにでもいくような感じだったので拍子抜け…
振り返れば、次男くんが大学の合格通知をもらった直後に転居先のアパートを契約。それからすぐに生活の準備を整えていたので、2ヶ月ほど前から住める状態になっていましたが、長い春休み中の次男くんは自宅に居っぱなし。
家賃が勿体無いから早く一人暮らしを始めれば良いのに…と思っていたのですが、いざこうして巣立ちの時を迎えると切なくなってしまうものです…
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余談①
引越しにあたって沢山の荷物をしっかりと収容しつつ狭い路地をスイスイと入って行けるN-VAN、それはそれは重宝しました。
奥さんはこんなに便利な車はないと、だいぶ見直してくれたご様子。真価を発揮することができて良かった😄
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余談②
前にも別のブログで書きましたが、次男くんの高校は規律が厳しくアルバイトなどは一切NGでした。
一人暮らし開始後、光熱費や通信費、食費は次男くんが自活しなくてはならないとした中、アルバイト経験もない状態で外に出すのも不安と思い知り合いの居酒屋さんで週二日を三週間、突貫でアルバイト経験を積ませています。
それほどの日数はこなせませんでしたが、最終日にお給料をもらった次男くんは充実感を得たような表情をしていたのがとても印象的でした。
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話は戻り、駅で次男くんを見送った後、自宅に帰って洗濯物やら荷物やらを片付けている際、彼のものを部屋に運んでやるといつもは高校の教科書やら私物でごちゃまんとしていた部屋が、家具はそのままに整理整頓されガランとしていました。
当たり前のこととは分かっていながら、彼は家を出る前の礼儀として一生懸命に部屋の掃除をしたのだと思うと再びしんみり。
すると彼のPCデスクの上に小振りな箱があり、それには付箋紙が付いている。手にとって見てみると『パパママへ』。
箱の中身は苺味のクッキーでした。自分たちのために人知れず買って置いておいてくれたようです…
奥さんにその事を教えると、『普段、あんなに会話もなく無口でいた子だったけれど、内心ではしっかり感謝してくれてたんだね…』と嬉しそうにも切なそうにも語っていました。
その後、夕飯を取るにしても、いつもは自分と奥さんと次男くんと愛犬の3+1だったのが、今や2+1(長男くんは仕事で帰りが遅いので)…
何となくシーンとした感じを受けたのか、奥さんが『そのうち長男くんも家を出たら、本当にこんな感じで二人だけになっちゃうんだね』とポツリ。それに対して『まぁ皆が元気にやってるなら良いじゃない、うちらも仲良く二人でいようね』と切り返す。
次男くんはこれまで、両親が就寝する前のタイミングで愛犬を外に連れ出しトイレをさせるのが日課でしたが(愛犬は基本的に自分たちと寝るので)、その役目は自分が引き受けることとなりました。
次男くんの部屋は家の前の道路沿いに面しており、これまでは自分がいくら遅く帰ってきても次男くんの部屋だけは明かりが灯っている光景でした。それを見るたびにホッとしていたのですが、当たり前のように今は真っ暗になっています。それも見ても、行っちゃったんだなといった実感が込み上げる…
慣れの問題とは分かっていますが、家族や家庭はこうした変化を経験しながら新しい門出を迎えるという事だと思いました。
ちなみに次男くん、一人暮らしと言っても実家から電車でも車でも1.5時間くらいと、それほど大した距離ではないのです。
しかも、この週末も生活用品を届けに行くので、なんだかんだ頻繁に顔は合わせると思います。なので少々大袈裟なプログでした。長々とごめんなさい。
もうすぐ新年度、新生活を迎える方はたくさんいらっしゃると思いますが、みな頑張りましょう!
Posted at 2024/03/29 10:00:21 | |
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