(本製作)USBオーディオの電源分離アダプタ
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
先に仮製作して問題なかった電源分離アダプタの本チャン製作です。
まずは分離させる電源ケーブルの準備から。
色々試したところでUSBケーブルはシールドが重要そうだったので電源側もシールド線にしてみた。
カナレL-2B2ATという2芯のアルミラップシールド線を使用。
ちょいちょいとハンダ付け。
ドレイン線は少し間引いてマイナス線と一緒に捻ってハンダ付けしました。
2
こんな感じで電源線の準備は完了。
3
今回は実際の設置環境からDDCから少し離れたところにメスコネクタを持ってきたかったのでアダプタのショートケーブルも少し拘ってみた。
細めの2芯のアルミラップシールド線を2本平行に使って信号線を完全分離させようと思った。
真っ先に思い付いたのはBELDENの1503A。
前に使って硬かった印象はあったが他に候補も無いしと買いに行ったが…やっぱ硬い。
手持ちのモガミ3031じゃ細くて心許ないしアルミラップじゃないけど使うしかないかなーと思いつつ、ウロウロ見てたらAETで同じような仕様のケーブルがあった。
1503Aより柔らかいし少し細いし使いやすそう。
少々お高いので迷ったが3031よりは芯線も太そうだし何よりアルミラップなのでこれを購入。
型番もなく調べてみたけど良く分からない。
AETなので多分仕様が似ている0503Aの細線バージョンみたいな感じかな。
芯線はPVC(ピュアバージンOFC)かクラシックOFCか…どっちにしてもOFCだからまあいいやと。
先の製作と同じように受け側のタイプCコネクタで電源分離。
USB線は3芯のみ接続でそこに電源線の+-を割込ませる。
この作業は立て続けに4回目なので相当慣れた(笑)
ハンダが済んだらテスター当てて、問題なければUVレジンで固めて金属カバー嵌めてヨンイチチューブかけたらCコネクタの取付けは完了。
4
次は問題のBタイプのメスコネクタ取付け。
色々探したが結局Bメスのコネクタは見つからず。
基板用のストレートタイプを見つけたのでこれを使用することに。
端子に直接ケーブルをハンダ付けしていきます。
ピッチが広いし線も少ないのでCコネクタよりは全然簡単です。
5
金属のカバーはグラウンドとは繋がっていません。
通常は固定を兼ねて基板のグラウンドパターンに落ちますが配線直付け状態なんで完全に浮いてます。
そこでシールドを繋いでグラウンドに落としてやります。
カバーから基板固定用の脚が伸びてるので紙ヤスリで少し磨いてフラックスをしっかり塗っておく。
ここにシールドのドレイン線を落とします。
強度を上げたかったので反対側の脚にもシールドを落としてみた。
3031から取り出した編組シールド線を根本に巻いた銅箔テープにハンダ付け。
銅箔テープにうまくハンダ乗るかなと思ったけどフラックスさえ塗っておけば余裕でした。
6
このままでは強度がないのでモールドしてやります。
コネクタと同じくUVレジンを3回くらいに分けて隙間に充填しながら固めてやります。
最終的には外側までしっかりレジンで固めてやります。
7
ヨンイチチューブをかけたらBメスの取付け完了。
結果的には非常にコンパクトに仕上がったので満足です。
レジンでしっかりモールドしてやったので強度や耐久性も問題ないと思います。
8
これで完成です。
狭いところを取り回すので2本がバラけないよう収縮チューブで部分的にまとめてあります。
早速オーディオクエストのカーボンをメインケーブルに使用して試聴すると良い感じに鳴りバッチリです。
仮製作の超ショートアダプタより少し音数が増えて余韻が感じられるようになりました。
実はこの前にエレコムのオーディオ用USBケーブルを切って同じ長さのアダプタを製作してみたのですが相当イマイチでした。
試聴した時に感じたエレコムの良くない部分が出てきてしまうというか音が混ざるというか…
取り回しの関係でアダプタ部分のケーブルが長くなってしまったので、さすがにこれだけ長いと使用するケーブルの影響がモロに出てくるようです。
今回AETのケーブルを使うにあたってもコネクタを仮付けしたりねじ止め出来るUSBコネクタなんかを駆使しながら簡単な試聴確認はしていました。
アダプタではなく長く作って両端Cコネクタにしたらどうかなども試しましたが、結局オーディオクエストのカーボンありきでアダプタにした時の音のほうが気に入ったのでこのようにしました。
1本で伸ばすよりも中継して別のケーブルを繋いだほうが良いとなると、ケーブルで何かしら脚色されちゃってるのかなと思ったりもしますが…
気に入った音がベストだろうということで細かいことは気にせず本チャンもアダプタ中継を採用することにしました。
アダプタになったことで別のケーブルも試せるので念のため手持ちケーブルを繋いで比較してみました。
結果は比較試聴の時とほぼ同じ印象で、カーボン一択と相成りました。
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