皆様おはようございます!
N先生のBNR34をメインラインDynoを使用して慣らし運転を開始しました。
慣らし運転の理由は新品に交換したゲトラグ6速ミッションやATSカーボンクラッチに慣らし運転の必要性が有る為です。
そしてA/F計をセットして慣らし運転を始めるとアイドリングからもう空燃比が大幅にズレているんです、、、
理由は今まで使用していたエアークリーナーKitから今回こちらのサクションKitまでセットのSPLフルパイピングKitに変更したのがその理由です。
エアフロメーター制御の車両は剥き出し型のクリーナーへ安易に交換するとパワーダウンしたり燃費が悪化したりするのはその為で『剥き出し型クリーナー=現車セッティング必須』と言う図式が定説になったのもその為です。
N先生のお車は20年近く前からパワーFCでセッティングさせて頂いており今回もそちらを継続して使って現車セッティングさせて頂きます。
先ほど説明したエアフロメーターのセンサーを通過する吸入空気量のズレによる空燃比のズレは通常の燃料マップでは無くエアフロセンサーの吸入空気量のテーブルに有るVQマップと言うモノを調整して合わせます。
VQマップをセッティングしてから燃料マップをセッティングしないと色々と自分が後で痛い目に遭いますのでここは重要です。
N先生のBNR34は今回のリフレッシュ作業で排気系をチタン製等長フロントパイプにキャタライザーをREIMAXにメインマフラーをRH9製のメイン90φバルブ付きフルチタンマフラーに交換させて頂きました。
RB26純正レイアウトのツインターボに等長フロントパイプの組み合わせは誤解を恐れずに言えば5000rpmくらいから『V-TEC入りました!』と思わせるほどに高揚感の有る排気音に変化します。
今回はそこにRH9製のメイン90φのフルチタンマフラーの組み合わせですから、エアフロ電圧の低い低中回転域では消音バルブが閉じていて車内はこもり音も無くとても静かですがブースト圧の上昇と共にエアフロ電圧も上がり運転席の膝元に設置したバルブコントローラーの設定値に到達し消音バルブがオープンになり5000rpmくらいに到達するともう気絶しそうなほどテンションの上がる乾いたサウンドを奏でてくれます。
これだからRB26のセッティングは20年以上経った今でも何度やっても最高に楽しく本当に仕事冥利に尽きます!(*^-^*)
平成11年発売時カタログ値280ps/40㌔と言うSpecから四半世紀経過したスカイラインGT-Rが現在どの程度の体力を持ち合わせているのか、本日も慣らし運転を進めて午後から一度だけパワーチェックも実施してみようと思います。
それでは師走皆様気を付けてお過ごしください。
クルーズ Dai
Posted at 2023/12/25 08:53:05 | |
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